ジープのSUVってどんなクルマ? 車種別の特徴や魅力を徹底解説! (1/2ページ)

この記事をまとめると

■ジープの現行ラインアップを解説

■コンパクトからピックアップトラックまで幅広いモデルが揃っている

■目的別のおすすめ車種やライバルのモデルも紹介

軍用車がルーツの本格派オフローダー

 国内外のメーカーがSUVのラインアップを拡大しているなか、多彩なモデルを用意しているのがジープ。ラングラーやグランドチェロキーといった基幹モデル以外にも多くのSUVを揃えています。

 今回はジープが誇るSUVラインアップを比較するとともに、タイプ別のおすすめ車種を紹介していきましょう。

この記事で押さえておきたい基礎知識

ジープとは

 オフローダーの代名詞ともいえるほど世界的に知名度が高いジープ。ジープとは第二次大戦に開発された小型四輪駆動車で、同車は1941年頃から戦線に投入。高い機動力を誇るジープは大戦中、約65万台も生産されました。

 戦後、車両の製造を行ったウィリス社が「ジープ」の名称を登録。同社はジープをベースに民生用のモデルを販売していましたがアメリカン・モーターズに買収されてしまいます。

 ただウィリス社を買収したアメリカン・モーターズをクライスラーが吸収。しかしアメリカのビック3と謳われたそのクライスラーもメルセデス・ベンツと合併してしまいます。

 ジープはクライスラーの1ブランドとしてダッジなどとともに属していましたが、クライスラーの資本が紆余曲折を経て、フィアットとPSAが合併して生まれたステランティスに移ったことで現在は同社のSUVを販売するブランドとなりました。

 日本でもクライスラーブランドは廃止され・ラングラーをはじめとするSUVはジープブランドとして販売されています。

SUVとは

 Sport Utility Vehicle(スポーツ・ユーティリティ・ビークル)の略語となるSUV。英語をそのまま訳すと「スポーツ向け多目的車」となりますが、アウトドアを中心とするレジャーに使い勝手がよいのはもちろん、日常使いにも利便性を備えるなど多目的に使用できるクルマを指します。

 とはいえ、「これがSUV」という定義はありません。ただ一般的には、

・セダンなどと比べて悪路走破性が高く最低地上高を高めている

・ラゲッジルームを広くとるなどユーティリティ性能が高い

・オフロードだけでなくオンロードでの快適性も重視している

 これらを満たしているクルマをSUVと定義することが多いと思われます。

ジープのSUVの魅力は何?

魅力1:悪路走破性の高さ

 先程お伝えしたようにラングラーは機動力と悪路走破性が高い軍用車両がルーツ。そのためジープがラインナップする多くのモデルがオフロード性能を重視して開発されています。

 もちろんイマドキのSUVに求められるオンロードでの快適性も備えているのは言うまでもありません。

 アウトドア・レジャーを楽しむ方にとって悪路走破性の高さを有していることは購入時の大きなポイントとなるでしょう。

魅力2:ジープというブランド力

 いまだに「オフロード車=ジープ」とイメージする人が少なくないほど高い知名度を誇るのがジープ。そんなブランド力を備えるジープのSUVを所有することはオーナーに誇らしく感じるのではないでしょうか。

魅力3:輸入車SUVとしては比較的リーズナブル

 昨今の車両価格値上げで高くなってきたものの、ジープのSUVは同クラスの輸入車と比べてリーズナブルな車両が多いことも魅力です。

 最も安く購入できるレネゲードは435万円からプレミアムSUVのグランドチェロキーは892万円からと、いずれもライバルの輸入車SUVと比べると値付けは低め。

 ただ数年前までレネゲードは299万円から購入できたことを考えると、価格の安さについてはやや魅力が薄まりました。

ジープのSUVの車種比較表

レネゲード

 数あるジープSUVのなかで最もコンパクトなモデルがこのレネゲード。同じグループに属するフィアット500Xとプラットフォームを共有。トヨタ・ヤリスクロスと同サイズのため国内でも取り回しの良いことが特徴です。

 その他、特徴といえばガソリン車とともにプラグインハイブリッド車を用意していること。アメ車が燃費にこだわっていない、などというイメージはイマドキのモデルには当てはまりません。

 レネゲードのネックといえるのがユーティリティ性能。ボディサイズがコンパクトなため室内空間は決して広いとはいえません。

 ただし、フロントシートのサイズは大きく、またリヤシートを倒すと広大なラゲッジスペースが現れるなどSUVに求められるニーズは備えています。

コンパス

 小さなグランドチェロキーといったフォルムが特徴のコンパス。レネゲードほどではないですが、国産SUVと変わらないボディサイズを備えていることで取り回しの良さは抜群です。

 2017年から国内販売を開始したコンパスは、2021年にマイナーチェンジを実施。エクステリアデザインは新型グランドチェロキーに合わせてフロントまわりなどを変更。インテリアも10.1インチセンターディスプレイを配置するなど装備が刷新されました。

 パワーユニットは2.4リッター直4ガソリンエンジンのみをラインアップ。FFと4WDをラインアップしていますがFFには6速AT、4WDにはクロスレシオされた9速ATが組み合わされています。

コマンダー

 ジープのSUVシリーズにおいて、最も新しいブランドなのがコマンダー。コンパス同様、グランドチェロキーのイメージを取り入れたデザインが特徴ですが、5人乗りのコンパスとは異なり3列シートを備えた7人乗りのSUVです。

 またパワーユニットもコンパスとは違い、2リッター直4ディーゼルターボエンジンを搭載。トランスミッションは電子制御式9速ATで駆動方式は4WDのみとなります。

 ただ、コマンダーは7人乗りではあるものの、3列目シートに大人が乗るのは正直苦行レベル。日常では5名乗車+広大なラゲッジスペースでの使用、緊急時に3列目シートを活用、という使い方が適しています。


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