モデルチェンジを控えたN-BOX! 駆け込みでお買い得な現行型の「選び方の正解」とは

この記事をまとめると

■近々フルモデルチェンジが噂されているN-BOXだが、熟成の進んだ現行型の選び方を考えた

■N-BOXには標準ボディとカスタム、NAとターボを用意している

■フルモデルチェンジを控えた現行型は10万円ほどの値引きも可能になっているという

ラインアップが豊富なN-BOXはどう選べばいい?

 ホンダの販売店では「N-BOXは9月にフルモデルチェンジを予定しており、2トーンカラーや特別仕様車など、一部の仕様はすでに受注を終了した。それでも大半の仕様は、(2023年7月中旬時点で)メーカーに注文を入れられる」という。そこで熟成の進んだN-BOXの選び方を考えたい。

 N-BOXには、標準ボディと、エアロパーツを装着したカスタムがある。機能や装備に対して価格を割安に抑えたのは標準ボディだ。

 エンジンはノーマルタイプとターボを用意する。ノーマルタイプでは、グレードはL(159万9400円)が割安だ。Gに比べると、後席左側の電動開閉機能、後席アームレスト、後席両側ロールサンシェードなど、15万円相当の装備を加えて価格の上乗せは13万900円に抑えた。

 したがって、一般的な買い得グレードは標準ボディのLだが、同じく標準ボディのLターボ(179万8500円)も割安だ。ターボは効率が優れ、駆動力に大きな影響を与える最大トルクは10.6kg-mに達する。ノーマルエンジンの1.6倍で、排気量が1リッターのコンパクトカーに相当するから、登坂路や高速道路でのパワー不足は解消される。その割にWLTCモード燃費は20.2km/Lだから、ノーマルエンジンと比べて5%しか悪化しない。パワーアップしても、燃料代はほぼ同じだ。

 しかも、Lターボは価格が割安だ。Lに比べて19万9100円高いが、Lターボは装備も充実して、サイド&カーテンエアバッグ、右側スライドドアの電動機能、オートリトラミラー、本革巻きステアリングホイール、パドルシフトなども加わる。これらを価格に換算すると、13万円に相当するから、ターボの正味価格は実質7万円だ。高効率なターボが7万円で手に入れば買い得だろう。

 ただし、注意したいのは、標準ボディとカスタムではノーマルエンジンと比べたときのターボに加わる装備が変わることだ。カスタムEXターボ(207万4600円)の価格は、ノーマルエンジンのカスタムEX(193万4900円)よりも13万9700円高いが、カスタムEXはノーマルエンジンでもサイド&カーテンエアバッグなどは標準装着する。したがってカスタムEXとカスタムEXターボの装備の違いは、シート生地の上級化、本革巻きステアリングホイール&シフトノブ、アルミホイールの15インチ化、パドルシフト程度になる。

 それでもターボの正味価格は実質9万円に収まるが、標準ボディのターボのように、電動スライドドアの電動機能やロールサンシェードなどの実用装備が割安に加わるわけではない。このように見ると、標準ボディはエンジンタイプを問わず買い得度を重視して開発されたから、グレードも標準ボディのLかLターボを推奨する。

 なお販売店によると「フルモデルチェンジを控えた現行型を買うと、10万円程度の値引きは十分に可能」という。在庫車を選ぶなど販売店のメリットになる買い方をすれば、もう少し拡大する。次期型は安全装備などが幅広く進化するが、値引き額や下取り車の査定額次第では、現行型の購入も候補に入れたい。


渡辺陽一郎 WATANABE YOICHIRO

カーライフ・ジャーナリスト/2023-2024日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

愛車
フォルクスワーゲン・ポロ(2010年式)
趣味
13歳まで住んでいた関内駅近くの4階建てアパートでロケが行われた映画を集めること(夜霧よ今夜も有難う、霧笛が俺を呼んでいるなど)
好きな有名人
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