渡らずに死ねるか! ドライブのテンションぶち上がる日本の名橋10選 (1/2ページ)

この記事をまとめると

■ドライブの途中に立派な橋があるとテンションが上りがち

■ぜひ1度は走ってみたい日本全国の名橋10本をピックアップ

■橋を目指してドライブに出かけるのも楽しいかもしれない

海や山や街の夜景などの絶景が拝める名橋

 ドライブの途中に橋が見えてくると、なぜかワクワクしたりテンションが上がったりしませんか? 海の上、川の上、山の間などなど、橋を渡るというのは旅をしている気分をさらに盛り上げてくれるからかもしれませんね。

 そんな、ドライブでテンション爆上げになること間違いなしの「名橋」、あなたはいくつ渡ったことがあるでしょうか。ここで日本全国のドライブにおすすめの橋をご紹介したいと思います。

 ひとつ目はやはり、橋を渡るときに思わず「うわ〜」と声が出てしまう絶景が楽しめる橋のなかで、まるで海のなかを突き進んでいるように感じられる橋として、山口県の角島大橋(つのしまおおはし)。下関市豊北町から角島へと渡る、全長1780mの橋です。

 コバルトブルーの海、白い砂浜、透き通る空の美しさは格別で、その間をどこまでも走っていけそうなほど長く伸びる角島大橋もまた、シンプルながら絵になる橋です。一般道なので、通行料が無料というのもうれしいところ。ぜひ窓を全開にして、風を感じながら走りたいですね。下関側には展望台もあります。

 ふたつ目は、同じく海の絶景が楽しめる橋として、神奈川県川崎市と千葉県木更津市をつなぐ、東京湾を横断している東京湾アクアラインの海ほたるPAより千葉県寄りの部分となる、東京アクアブリッジです。全長15kmのうち、川崎側の9.5kmはトンネルなのですが、人工島の海ほたるPAを出ると、木更津側の4.4kmが360度パノラマの橋になっているのです。

 この橋の大きな魅力は、お天気が良ければ富士山、東京タワー、横浜ランドマークタワーといった名所がぐるりと見渡せるところ。また、木更津側から走ってきたときには、まるで巨大な潜水艦に潜っていくような、映画のワンシーンに入り込んだような体験ができます。

 海ほたるPAそのものが人気のドライブスポットとなっているので、休日や朝夕には渋滞の名所になってしまっていますが、橋を渡ることそのものをアトラクションのように楽しめる場所は、日本でも珍しいのではないでしょうか。

 3つめは、同じ絶景でも山々のなかを駆け抜けていける橋というのが、青森県の城ヶ倉大橋。山のなかを渡る橋というと、その多くは鉄道のイメージがあると思いますが、ここはマイカーで走りながらパノラマの絶景が楽しめる橋です。雄大な自然を誇る十和田八幡平国立公園のなかにあり、全長360m、アーチ支間長255mという、日本一の上路式アーチ橋となっています。橋の上からは、八甲田連峰や岩木山、青森市街まで見通せて、眼下を流れる城ヶ倉渓流も望めます。

 とくに心を打たれる絶景が楽しめるのは、やっぱり紅葉の時期。赤や黄色に色づく山々を車窓から心ゆくまで眺める至福の時となることでしょう。

 4つ目は、吊り橋として世界最長を誇る、兵庫県神戸市と淡路市を結ぶ明石海峡大橋。ここはやっぱり外せませんね。全長3911mと長いので、海と空の大パノラマを長時間にわたって楽しめるのが大きな魅力。お天気が良ければ淡路島もクッキリと見えるので、旅気分が盛り上がってワクワクしてきます。

 あまり知られていませんが、明石海峡大橋は夜間のライトアップも美しいのです。小さな丸いライトが点々と連なって、パールのネックレスのようにエレガント。その色は組み合わせが28パターンあり、毎時0分にはレインボーに、毎時30分には季節ごとの色を5分程度点灯するのだとか。

 タイミングを合わせて渡るのはちょっと難しいですが、可能ならレインボーなども見てみたいものですね。

 5つ目は、夜景が美しい橋といえば外せないのが、まずは神奈川県横浜市のベイブリッジ。全長860mの斜張橋と呼ばれる手法で作られた橋で、カーブを描きながら橋へと吸い込まれていくような錯覚を覚えるのが独特です。ブルーやホワイトのライトアップをしたベイブリッジは、いま見ても惚れ惚れする美しさ。

 また、『あぶない刑事』をはじめとして数々の映画やドラマ、漫画などに登場しているので、ファンにとっては聖地とも呼べる橋となっています。


まるも亜希子 MARUMO AKIKO

カーライフ・ジャーナリスト/2023-2024日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

愛車
MINIクロスオーバー/スズキ・ジムニー
趣味
サプライズ、読書、ホームパーティ、神社仏閣めぐり
好きな有名人
松田聖子、原田マハ、チョコレートプラネット

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