各ジャンルの「燃費王」を調べてみたらやっぱり「トヨタのハイブリッド」が無双する衝撃の結果に! (1/2ページ)

この記事をまとめると

■ひと昔前の自動車業界では燃費性能へのプライオリティが非常に高かった

■最近では自動ブレーキを筆頭とした先進安全技術が注目されている

■今回は新車で買える各ジャンルの低燃費車両をピックアップしてみた

燃費がいい各ジャンルのクルマを集めてみた

 世の中のトレンドを作っているのが人中心であるかぎり、トレンドは不変のものではなく移ろいやすいものです。

 自動車選びにおいても、少し前までは燃費性能へのプライオリティが非常に高く、「0.1km/Lでもカタログ燃費性能が優れているほうがエライ!」といったムードもあったのですが、現在はそれほどの重要度ではなくなってしまったように感じます。

 トレンドが変化した背景としては、CO2排出量削減はもはや当たり前の話となってしまい、どのクルマを選んでも現実的には大きなメリットがないとユーザーが感じてしまったことがあるのかもしれません。だからこそ、シルエットとしては燃費性能に不利なSUVやミニバンが人気なのだといえます。

 衝突被害軽減ブレーキが登場してからは先進運転支援システムへの注目度が上がったことも影響しているといえます。振り返れば「安全性能重視」というのが、ここ10年のトレンドでした。

 カーボンニュートラルやゼロエミッションといったキーワードが一般化している昨今、どんなに燃費が良くても、エンジンを積んでいてCO2を吐き出しながら走行しているクルマはダサい……というのが環境志向の強いユーザーの本音かもしれません。

 それでも燃費が良いということは、それだけCO2排出量が少ないといえます。レギュラーガソリンの小売価格がリッター200円に迫ろうかというガソリン高騰時代には、燃費性能への注目度がふたたび上昇しているようにも思えます。


山本晋也 SHINYA YAMAMOTO

自動車コラムニスト

愛車
スズキ・エブリイバン(DA17V・4型)/ホンダCBR1000RR-R FIREBLADE SP(SC82)
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モトブログを作ること
好きな有名人
菅麻貴子(作詞家)

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