伝説のアルファロメオの姿そのまんまじゃん! 現代に蘇った3億円の「33ストラダーレ」は33台すべて売り切れ (1/2ページ)

この記事をまとめると

アルファロメオが33ストラダーレを現代に新型車として復活させた

■現代版33ストラダーレは彫刻的な造形でエアロダイナミクスを徹底的に追求している

■車名にちなんで33台のみが限定生産されるがすべて完売

伝説のティーポ33ストラダーレが現代に復活

 アルファロメオが1967年から1969年にかけて生産したスポーツカー、「33ストラダーレ」が現代に復活を遂げた。

 その姿カタチを知る者ならば、誰もがフランコ・スカリオーネによるデザインの美しさという点では、一様に最大限の賛辞の言葉を贈るだろう33ストラダーレ。それはそもそもレーシングカーとして誕生した、「ティーポ33」のエンジニアリングをベースに、ストラダーレ、すなわちオンロードでの走行を可能にした、いわばサーキット直系のモデルだったのだ。

 速さと美しさを併せ持つ33ストラダーレは、アルファロメオのファンにとっては究極の作ともいえる一台なのである。ちなみに当時生産された33ストラダーレは12台というのが定説となっている。

 今回、新たにアルファロメオ・チェントロ・スティーレ(デザイン・センター)で製作されることになった現代版の33ストラダーレには、かつて世界でもっとも美しいクーペと呼ばれた前作と同様に、滑らかな曲線で構成される彫刻的な造形で、エアロダイナミクスを徹底的に追求したデザインが与えられている。

 ヘッドライトの造形は、どちらかといえばかつての33ストラダーレでもプロトタイプに採用されていた2灯式のそれに似る。

 左右のドアはもちろんバタフライドア。軽量化のためにボディ素材の多くにカーボンファイバーを採用しているのは、近年のスーパースポーツでは常識ともいえるエンジニアリングである。


山崎元裕 YAMAZAKI MOTOHIRO

AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員 /WCOTY(世界カーオブザイヤー)選考委員/ボッシュ・CDR(クラッシュ・データー・リトリーバル)

愛車
フォルクスワーゲン・ポロ
趣味
突然思いついて出かける「乗り鉄」
好きな有名人
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