結構いるクルマに乗りたいけどドコ行けば……な悩み! ぼっちオーナーでも楽しめる「テーマドライブ」のすすめ (1/2ページ)

この記事をまとめると

■「テーマ」を見つけてドライブすると普段のドライブがより楽しくなる

■その場でしか買えないステッカーやグッズを買い集めに行くのもオススメ

■そこでしか食べられないものや、体験できない道などが日本には溢れている

せっかくクルマに乗るなら寄り道すべし!

 ようやく厳しい暑さがひと段落し、ドライブに最高の季節がやってきましたね。窓を開けてその土地、その道の空気を感じたり、景色のいい場所を見つけたらひと休みしたり。あてもなく走ってもいいし、その都度どこに行こうか考えるのも楽しいものですが、どうしてもワンパターンになってしまいがちという人は、ある「テーマ」を見つけてそれらを巡るドライブをしてみてはいかがでしょうか?

 まずひとつ目は、ドライブといえば道、ということで「日本の道100選」。これは1986年から1987年に、建設省が選出した100の道路で、歴史性と親愛性、美観性と機動性が選定の基準となっています。選定された道には記念のプレートが交付されていますが、道のタイプはさまざま。

 たとえば東北の会津磐梯スカイラインのように美しい山並みが見られる道もあれば、青森県の「こみせ」の街並み(こみせのある通り)のように、商店街のような道もあり、横浜の山下公園通りのように異国情緒あふれる港町の道もあります。観光目的で訪れる人も多いそうなので、何年かかけてひとつひとつ、巡っていくのはドライブしがいがありそうですね。

 続いて、徒歩や自転車では楽しめない道ともいえる、メロディーロードを巡るドライブはいかがでしょうか。メロディーロードとは、クルマで指定された速度でその区間を走ると、さまざまなメロディが聞こえてくるという不思議な道路です。

 現在、全国に37カ所あるといい、北海道から九州までさまざまなメロディを聴くことができます。とくにオススメは、2004年に誕生したメロディーロード発祥の道である、北海道標津町にある道川北北7線メロディーロード。じつは、ここはメロディーロードを開発し、特許を取得している篠田興業のある街なのです。雄大な自然のなかだと、ついついスピードを出して飛ばしたくなってしまいますが、速度を落として一定のスピードで走れば、「知床旅情」が聴こえてきます。

 また、2023年に完成したばかりのメロディーロードもぜひ聴いてみたいところ。これは栃木県日光市の国道120号線、第一いろは坂にあり、曲名は日光東照宮の猿にちなんだ「モンキー・マジック」だそうです。


まるも亜希子 MARUMO AKIKO

カーライフ・ジャーナリスト/2023-2024日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

愛車
MINIクロスオーバー/スズキ・ジムニー
趣味
サプライズ、読書、ホームパーティ、神社仏閣めぐり
好きな有名人
松田聖子、原田マハ、チョコレートプラネット

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