ダイハツの「OSANPO」ってナニモノ? コペンとはひと味違うオープンEVの中身をデザイナーに聞いてみた (1/2ページ)

この記事をまとめると

■ジャパンモビリティショー2023が開幕

ダイハツブースには「OSANPO」というコンセプトカーが展示された

■担当デザイナーの坂本唯衣さんにお話を伺った

EVの静けさのなかでお散歩に出かけたくなるクルマ

 4年ぶりにリニューアル開催となったジャパンモビリティショー2023。気になるコンセプトカーのデザインを会場で速攻インタビュー。今回はダイハツ「OSANPO(オサンポ)」について、担当デザイナーの坂本さんにお話を聞きました。

――今回はダイハツから2台のオープンカーが出品されましたが、これは何か意図があったのですか?

「オープンを2台出そうという話はなかったのですが、「VISION COPEN」が走りを前面に出しているのに対し、こちらはオープンエアをお散歩感覚で楽しむというイメージから始まったワケです。EV特有の静かさが、お散歩に合っているということですね」。

ダイハツOSANPOのフロントスタイリング

――それにしては、前後のタイヤを見るとアクティブなバギータイプになっていますが……

「これは悪路走破を意図したのではなく、車高が高いほうが乗り降りに便利で、お出掛けするのにもラクだと考えた結果なんですね。身近な自然を楽しむのにも適しているかなと」。

――では、全体のデザインコンセプトはどのように考えたのでしょう?

「特別なキーワードはなかったのですが、身近な存在で長く愛せるという点で初代のコペンをモチーフにしています。丸いライトを初めとした全体の雰囲気ですね。また、ほかのコンセプトカーも同じ考え方なのですが、お化粧をするデザインではなく、ユーザーのライフスタイルに合った意匠とは何か? を考えています」。


すぎもと たかよし SUGIMOTO TAKAYOSHI

サラリーマン自動車ライター

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いすゞFFジェミニ4ドア・イルムシャー(1986年式)
趣味
オヤジバンド(ドラムやってます)/音楽鑑賞(ジャズ・フュージョンなど) /カフェ巡り/ドライブ
好きな有名人
筒井康隆 /三谷幸喜/永六輔/渡辺貞夫/矢野顕子/上原ひろみ

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