「闇ライドシェアアプリ」まである始末! 東京都心の駅前で堂々と客を乗せるインバウンド向けの違法白バス (1/2ページ)

この記事をまとめると

■最近の都心部の駅前ではマイクロバス仕様の白ナンバー車やわナンバー車が目立っている

■白バスの利用者は多数のインバウンド客でドライバーも外国人であることが多い

■専用アプリで決済して金銭の受け渡しをその場でしない「闇ライドシェア」が増加している

白タクならぬ白バスが大量発生中!?

 とある日の午前8時ごろ、新宿駅西口にある路線バスのターミナルにいると、ある集団に気がついた。バスターミナルに近く、かつてスバルビルのあった前あたりの路上に多数のトヨタ・ハイエース・コミューター(マイクロバス仕様)が並び、その近くの歩道には多数のインバウンド(訪日外国人旅行客)らしき人たちで溢れ、かなりザワザワしていた。

 気になって近寄ると、筆者が見たときには緑ナンバー(緑地に白文字のナンバープレート/旅客輸送事業車両ナンバー)の車両は1台だけで、あとは白ナンバー(白地に緑文字/自家用車ナンバー)や「わナンバー」(レンタカー)ばかりであった。

 ドライバーらしき男性はいずれも、話している言葉や見た目からどう見ても日本人ではなく、どうやら某隣国の人たちのようであった。集まっているインバウンドも同じ言語を話す人が圧倒的に多く、そのほかのアジア系の人も目立っていたのだが、なかには欧米系と見受けられる人などもいた。

 そう、この光景からしてどう見ても大規模な「白バス(正規の許可を受けていない違法なバス営業)」の集合場所となっているようなのだ。どのように車両に振り分けているのかは定かではないが、早々に車内に乗りこむグループもあれば、いつまでも路上に立ち尽くすグループもおり、様子はバラバラ。そうこうしているうちに、団体旅行客にありがちな先頭で旗を持つ、添乗員らしき人に引き連れられた団体御一行さままで現れた。

 朝の8時といえば通勤時間帯。路線バスも頻繁にバス停から発車しているから、ターミナルから出てくる路線バスには迷惑そうに見える、二重駐車もお構いなしの様子はまさにカオス状態といっていい状況になっていた。


小林敦志 ATSUSHI KOBAYASHI

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愛車
2019年式トヨタ・カローラ セダン S
趣味
乗りバス(路線バスに乗って小旅行すること)
好きな有名人
渡 哲也(団長)、石原裕次郎(課長) ※故人となりますがいまも大ファンです(西部警察の聖地巡りもひとりで楽しんでおります)

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