JMSで話題沸騰のコンセプトカー「IMV 0」! なんと「ハイラックスチャンプ」としてタイで市販って日本でも売ってくれ!! (1/2ページ)

この記事をまとめると

■JMSのトヨタブースで発表された「IMV 0」が「ハイラックスチャンプ」として登場

■日本ではなくタイで販売され、デッキレス仕様も用意される

■トラックはもちろん、キャンピングカーのベースとしても活用できそう

JMSに置かれていたトラックがまさかの市販化!

 ジャパンモビリティショー(JMS)においてトヨタが展示していた「IMV 0」を覚えているだろうか。いかにも無骨なルックスは、誰もが思う「働くクルマ」を具現化したといえるもので、シンプルで力強い道具感あふれる外観からさまざまなシーンでの活用を想像した人も多いだろう。

 そんな「IMV 0」の量産・市販が発表された。といっても残念ながら日本ではなく、タイでの話。「IMV 0」あらため「ハイラックスチャンプ」として発売されることがアナウンスされたのだ。

 現地での販売価格帯は45.9万~57.7万バーツ。1バーツを約4.2円で計算すると、193万~242万円となる。2リッターガソリン、2.7リッターガソリン、2.4リッターディーゼルというそこそこ大きなエンジンを載せていること、ロングホイールベース仕様では全長5.3mという立派な体躯であることを考えると、じつにリーズナブルな価格設定になっているといえるだろう。

 ちなみに、ボディ幅は1785mm、全高は1735mmとなっている。日本で売られているハイラックスのサイズが全長5320mm・全幅1900mm・全高1840mmだから、タイ仕様のハイラックスチャンプは少し小さめという印象だ。なお、ホイールベースの3085mmは、現行ハイラックスも新生ハイラックスチャンプでも同じ数値となっている。

 ところで、IMV 0(ハイラックスチャンプ)のコンセプトは『自由な拡張性で暮らし豊かにするモビリティ』となっている。

「自由な拡張性」を具現化しているのがデッキ(荷台)の設計だ。具体的には、標準装備されるデッキ各所にボルト穴を設けることで、さまざまな架装を固定しやすいようにしている。また、デッキレスの仕様も用意することで、ユーザーのニーズに合わせたカスタマイズがしやすい設計となっているのもIMV 0の特徴だ。

 ジャパンモビリティショーでも示されたように、移動販売仕様やキャンピングカーなどの架装を施して、自分だけのIMV 0を作り上げていくことが可能というわけだ。


山本晋也 SHINYA YAMAMOTO

自動車コラムニスト

愛車
スズキ・エブリイバン(DA17V・4型)/ホンダCBR1000RR-R FIREBLADE SP(SC82)
趣味
モトブログを作ること
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