Gクラスにダウンを着せるとか冗談かと思ったらマジだった! モンクレールとメルセデスがコラボした「プロジェクト モンドG」が謎すぎて理解不能!! (1/2ページ)

この記事をまとめると

■アパレルブランドの「モンクレール」がGクラスとコラボ

■ロンドンで開催されたファッションショーで「プロジェクト モンドG」をお披露目

■「プロジェクト モンドG」はボディとタイヤをダウンで覆った衝撃的な姿が話題

モンクレールとメルセデス・ベンツのコラボ

 昭和オヤジにとって、ダウンジャケットでおなじみの「モンクレール」の躍進ほど謎なことはありません。その昔はスキーヤーとか山登りユーザー向けの「体育会系」あるいは「ちょっとアセ臭い」ブランドだったはずのに、いつの間にかGクラスとコラボしてファッションショーに出ているのです。ダウンジャケットとゲレンデヴァーゲン、一見すると奇妙な取り合わせですが、実車を見るとなんだか説得力もあるのです。

 モンクレールは前述のとおり、いまをときめくアパレルブランド。彼らが、ロンドンで開催されたファッションウィークの目玉に作り上げたのが「プロジェクト モンドG」と名付けたアートピース。ご覧のとおり、ゲレンデヴァーゲンに同社のダウンジャケットを着せちゃってます(笑)。これまでも、Gクラスはさまざまなパートナーとのカスタムプロジェクトによって変わり種が作られてきましたが、モンドGのインパクトは群を抜いたものではないでしょうか。

 ルーフラインからボディサイド、そしてリヤエンドまで覆うダウンパートはクルマのスケールに合わせてひとつのセルが大型化されています。また、ダウンのボリュームを拡大したことで、クロカンらしいハイルーフを形作っているのも、モンクレールらしい「リッチな温かさ」を見事に演出。

 ちなみに、モンクレールはダウン素材のなかでもとりわけ希少なグースのうぶ毛を使用することでも有名。モンドGのダウンもグースかどうかは公表されていませんが、高級路線を気取る彼らのことですから、「もちろんグースだよ、ムッシュ」とハナで笑われそうです。

 さらに、タイヤもダウンで巻かれているのですが、このデフォルメも「なんとなく実車にありそう」なサイズとなっているのが憎らしいポイント。ハブキャリアからモンドG専用のパーツに変更されているとはいえ、あくまでアート作品なので走行は難しそう。シルキーな光沢のある素材を見れば、月面探査みたいなイメージ写真の意図も伝わります。乗り心地もよさそうですしね(笑)。


石橋 寛 ISHIBASHI HIROSHI

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三菱パジェロミニ/ビューエルXB12R/KTM 690SMC
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