貴重な旧車なのに旧いクルマだから車両保険が安い……ってことはある? クルマで事故ったときに支払われる「補償金額」はどう決まるのか (1/2ページ)

この記事をまとめると

■自動車保険の「補償額」がどのように決定されているのか解説

■基本的には原状復帰ができるだけの額を保険会社が見積もって補償金が支払われている

■プレミアの付いている車種には補償金の調整が行われることがある

私のクルマそんな安くないんだけど!?

 みなさんのなかで、事故を経験している人はどれくらいいるでしょうか?

 ひとくちに事故といっても、ちょっとガードレールをこすってしまったくらいの軽いものから、人身が絡むような深刻なもの、道路を数時間封鎖してしまうような大事故まで、程度はさまざまあると思います。

 そんなときに問題となるのは、その事故で発生した被害への補償です。自身が加害者側であれば、その補償の金額を自身で負担しなくてはなりません。物損もかなりの額にはなりますが、人身が絡む場合は死亡のケースで億単位の保証が求められることもあり、個人でそのすべてを賄うのは、事故が大きいほど難しいでしょう。

 そこで頼りになるのが「保険」です。

 保険に加入していれば、事故による損害の補償費用を賄ってもらえますので、義務である自賠責保険は当たり前ですが、任意保険もほとんどの人は加入しているでしょう。

 それだけでも万が一の事故の心配はかなり軽減されますが、事故の損害については、もうひとつ気がかりがありますよね。そうです、自身の車両の損害です。基本的な保険のパッケージには、自身の車両の補償は含まれていませんので、その補償を希望する場合は別途「車両保険」に加入する必要があります。

 その「車両保険」、新車を購入したばかりであれば購入価格が補償額になりますが、発売から年数が経つごとに補償額は少なくなっていきますので、中古で車両を購入して「車両保険」に加入するとき、その補償額を知って「え? たったそれだけ?」とびっくりしてしまうというケースも少なくありません。思わず保険会社に抗議をしてしまうというケースもあるでしょう。

 ここでは「車両保険」の補償額に焦点を当て、その補償額がどういうふうに決められるのか、その額が変更できるのかなどについて掘り下げてみたいと思います。

■「車両保険」とは?

 先述のように、任意保険の基本的な補償対象に自身の車両の損害は含まれていません。「自身の損害を保険で賄えたら……」と思う人は、さらに任意で「車両保険」に加入する必要があります。

「車両保険」というのは、事故による自身の車両の損害を補償してもらえる保険です。基本の任意保険は過失の割合で補償額が変わってきますが、「車両保険」の場合は、過失の割合には関係なく、その損害の修復に必要な額が補償の対象になります。

 ほぼすべての車両所有者が加入する任意保険に比べて、特定の人しか加入しない「車両保険」は、補償額に対する保険金額が割高になりますが、それは保険の仕組みを考えると、分母が小さければ保険金額が高くなるのは仕方がありません。


往 機人 OU AYATO

エディター/ライター/デザイナー/カメラマン

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スズキ・ジムニー(SJ30)※レストア中
趣味
釣り/食べ呑み歩き/道の駅巡りなど
好きな有名人
猪木 寛至(アントニオ猪木)/空海/マイケルジャクソン

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