エンジンかけるだけで何手順踏むんだよ! それでも乗りたい旧車オーナーが日々行っている儀式7つ (1/2ページ)

この記事をまとめると

■旧車乗りがやりがちな「儀式」を7つ紹介

■現代のクルマのように簡単かつ便利に乗るのが難しいのが旧車の特徴だ

■クセがあったりするので、周囲のオーナーや主治医のアドバイスを聞くのも重要だ

旧車を動かすのはひと苦労!?

 いまやクルマの取扱説明書にも「暖機運転は必要ありません」や「エンジンを始動したら速やかに走り出してください」といった内容の記述があります。乗り手に対して従順かつ手がかからない(しかも壊れにくい)現代のクルマは、機械として極めて優秀です。これこそ技術の進歩であり、各メーカーのたゆまぬ努力の結果といえるでしょう。

 しかし、その発展途上にあった時代のいわゆる「旧車」に属するクルマともなればそうはいきません。エンジンを始動する前から切るときまで(そして止めているあいだも)、クルマや使用環境に応じてさまざまな「儀式」が存在します。今回はその儀式についてまとめました。

 この「儀式」を楽しめるか、あるいは面倒だと思うかによって、旧車に乗る資質があるかどうかの判断材料になるかもしれません。

1)イグニッションをオンにして少し待つ

 いまやプッシュスタートが当たり前になりましたが、少し前まではキーを挿して時計まわりにひねりイグニッションをACCに、そのままの勢いでオンまでまわしてエンジン始動……という流れでした。

 旧車は……というと、イグニッションをACCのところでいったんストップ。電磁ポンプの場合であれば「クーッ」(クルマによって音は異なりますが)という作動音を確認します。この間というか、ひと呼吸が欠かせない儀式だったりします。

2)エンジン始動前にアクセルペダルを数回踏む

 その後、アクセルペダルを数回踏み込み、イグニッションをオン。エンジンを始動します。ここで、一発でエンジンを始動させなければプラグがかぶってしまうこともあり、再始動が困難になる可能性もあります。

 このあたりの微妙なさじ加減は、旧車のオーナーとその主治医にだからこそ成せる、まさに経験と勘の世界です。

 なお、この1・2の手順はクルマによっても異なるので、その違いを調べたり、楽しむのも旧車の魅力ともいえます。

3)エンジン始動時はチョークレバーを引く

 とくにコールドスタートの場合、チョークレバーを装備しているクルマであれば、レバーを引き、混合気の比率を調整(燃料を濃く)します。

 エンジンの回転数が上昇したら安定する位置を探り、エンジンが暖まるにつれてレバーで混合気の比率を調整していきます。この「どこまでレバーを引くか」あるいは「どのタイミングでレバーを元に戻していくか」のサジ加減も経験と勘の世界。クルマと対話しつつ、その日の調子を見ながら行うことになります。


松村 透 MATSUMURA TOHRU

エディター/ライター/ディレクター/プランナー

愛車
1970年式ポルシェ911S(通称プラレール号)/2016年式フォルクスワーゲン トゥーラン
趣味
公私ともにクルマ漬けです
好きな有名人
藤沢武生

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