飲食は……モノによる? 雑なドア開閉は? ヘビースモーカーは? 愛車に乗せる同乗者の行為がどこまで許せるかを考えてみた (1/2ページ)

この記事をまとめると

■大切にしている愛車のなかでやって欲しくない行為をまとめた

■車内でのNG行為には絶対に許せないものから何とか許容できるものまである

■人のクルマに乗せてもらうときは配慮することが大切だ

自分のクルマに乗ってやって欲しくないこと5選

 車内がゴミ屋敷状態になっているクルマであれば、助手席や後席に乗せた人間が食べ物のカスをフロアに巻き散らかしたところで、オーナーはとくに気にもしないのだろう。

 だが、ほとんどのクルマは決してゴミ屋敷状態ではなく、それゆえほとんどの自動車オーナーは、程度の差はあるだろうが「自分のクルマの車内ではやってほしくない行為」というのがあるはずだ。

 前述のとおり許容範囲には個人差があるため、「NG」と「まあOK(大目に見る)」「ぜんぜん気にしない」の境界線は人それぞれだろう。本稿では、あくまで筆者個人の境界線をご紹介する。

・行為1「タバコを勝手に吸い始める」→NG

 これは当然ながらNGだが、そもそも現代社会においてはそんな奴は(たぶん)いないため、議題としてふさわしくないのかもしれない。ただ、「そもそもヘビースモーカーは乗せたくない」というのはある。

 以前、仕事の関係でクライアントの男性を助手席に乗せて移動する必要が生じた。そのこと自体はいいのだが、そのクライアント氏が紙巻きタバコのヘビースモーカーで、髪にも衣服にもタバコの吸い殻を煮しめたようなにおいが染み付いている人物だった。そのため、当然ながら我が愛車の車内も、その後しばらくの間はタバコの煮しめ臭が漂う結果となってしまったのだ。

 それゆえ「人のクルマの車内で勝手にタバコを吸い始める奴」はいないにしても、「ヘビースモーカー」はNG客に認定したほうがいいのかもしれない。相手が仕事のクライアントなどである場合は「乗せて」というリクエストをなかなか断りづらいものだが、事前に策をめぐらせることで、そういったリクエストが生まれること自体を防止したいものだ。

・行為2「汚れた靴で車内に乗り込む」→まあOK(大目に見る)

 土や泥などで汚れた靴でもって乗り込まれるのは、もちろんいい気分ではない。とはいえこれは「致し方なし」と個人的には思っている。なぜならば、彼または彼女の靴が土や泥で汚れているときは、たいてい自分の靴も同じ状態になっているからだ。雨降りの泥炭地などを歩いたあとの靴はどうしたって汚れるものであり、そのために「フロアマット」というものがある。ここは目くじらを立てずに済ませるべきだろう。

 とはいえ状況によっては「自分は自宅からキレイな靴のまま迎えに行ったが、相手がいる現場だけが天候などの関係でドロドロで、ドロ靴のまま乗り込んでくる」というケースもあるだろう。

 だがこれもケース・バイ・ケースだ。迎えに行った先が超絶豪雨の真っ最中だったとき、そのまま乗り込もうとする豪雨下の相手に対して「ちょっと待って! 靴の泥を拭いてからにして!」と要求するのは鬼というものだろう。車内が汚れるのは正直イヤだが、ここは漢としてグッとこらえるべきシチュエーションである。

 だが現地の雨がすっかり上がっているのにドロ靴のまま乗り込もうとする輩に対しては、靴の簡単な清掃を要求してもバチは当たるまい。というか、心ある友人知人であれば、あらかじめ靴のドロ汚れはある程度落とし、それでも少し汚れてしまうことに対して「ごめんね~申し訳ない!」的にいうだろう。そうであれば、もちろん気になどしない。

 ただし、晴天なのにドロ靴のまま無言でいきなり乗り込んでくる奴とは絶縁したくなる。ちなみに筆者の買ったばかりのクルマの荷室に、サッと拭くこともなく(拭ける状況だった)、泥だらけの機材を放り込んだ某カメラマンとは絶縁した。


伊達軍曹 DATE GUNSO

自動車ライター

愛車
スバル・レヴォーグ STI Sport EX
趣味
絵画制作
好きな有名人
町田 康

新着情報