海外でも人気で中古相場はプレミア化
その勢いは海外にも及んでいる。とくに日本と同じ右ハンドル、左側通行のイギリスでの人気は尋常ではなく、レトロ感あるデザイン、佇まい、オープンモデルであるところが注目され、かのエリック・クラプトンも愛用。
日本車ならではの信頼性もあって、イギリスではフィガロの中古車専門店や、3000台以上が登録されているオーナーズクラブまで存在するという。パーツについてはいまでもリプロダクト品があり、世界のどこからでも手に入れることができるそう。
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もちろん、いまでも中古車の購入は可能。1991年当時の新車価格は187万円だが、支払総額は1991年式で170~350万円が相場で、2025年4月下旬現在、走行0.1万キロで700万円オーバー(!)という個体も発見できた。もはや34年前に誕生した限定クラシックカーとしてのプレミアムな値付けになってしまったということだ。
個体としては10万キロオーバーと、なぜか極端に走行距離の少ないものに別れており、前者では修復歴ありも少なくない。34年も前のクルマなので、オープン機構まわりなどは手間がかかり、パーツの入手にも苦労することは間違いないだろう。
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しかし、フィガロを安心して手に入れる方法として、杉下右京の愛車を再現したレアな相棒バージョンをはじめてとしてたくさんのミニカーが発売されており、、オークションなどで入手可能。プラモデルの24分の1「日産名車コレクション」やチョロQなども存在する。