敷居の低さが最大のウリ! 普通免許とどんなクルマでも参加できるモータースポーツ「JAFオートテスト」ってなに? (2/2ページ)

クルマの限界を知ることは万が一の際の安全につながる

■最大の意義はクルマの動きや特性を実感してもらうこと

 速さだけを競う競技ではないというものの、最終的には走行タイムで順位がつけられるので、その点ではジムカーナなどのレースの入門的な位置づけと見ることもできます。しかし、JAFがこのオートテストを設立した目的はあくまでも「安全」のためです。そのため、参加の敷居をほとんどないというところまで下げています。

 参加資格は普通免許をもっている人で、年齢の制限もなく、普段乗っているマイカーでそのまま参加できます。レンタカーが用意されている大会もあるそうです。服装なども普段通りでOK。ヘルメットやグローブがなくても大丈夫です。そして同乗者も(助手席のみ)認められていて、参加費を払えば1台で複数人の参戦も可能とのこと。

 なので、普段乗っているそのままの状態で気軽に参加できるという、まさに自動車の競技ではもっとも敷居の低い大会だといっていいでしょう。ちなみに参加費は各地の大会ごとに異なりますが、だいたい4000円から高くても7000円程度とリーズナブルに設定されています。大会によってはお弁当が出るところもあるようです。JAFの会員である必要もありませんが、会員は参加費が安く設定されているので、本格的に参戦する場合は会員のほうがお得でしょう。

 普段使いの範囲では、タイヤがきしむような動きを体験することはほとんどないと思いますが、こういった競技の場では、普段体験できないようなクルマのさまざまな動きを安全な範囲で実感することができますので、クルマへの理解がグッと進むとともに、いざ危険な局面に遭遇した際に対処できる力もつくでしょう。興味が湧いたという人は、JAFのウェブサイトで開催予定をチェックしてみましょう。


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往 機人 OU AYATO

エディター/ライター/デザイナー/カメラマン

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釣り/食べ呑み歩き/道の駅巡りなど
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