「何万kmで交換しろ」とは書いてないけどいずれは交換が必要! クルマの知られざる消耗品3つ

この記事をまとめると

■クルマには消耗品があり定期的な交換が必要であることはよく知られている

■一見すると消耗品と認識されていない部品でも長い目で見ると消耗品といえるものもある

■ある意味クルマは消耗品の塊といえる

みんな知らないクルマの消耗品

 クルマの消耗品とは定期的な交換が必要であることが明言されているものだ。たとえばワイパーブレードやバッテリー、タイヤなどはクルマを日常的に使用していく上や経年などで徐々に劣化、摩耗などをしていき、定期的な交換が必要となる。

 ただクルマの部品は、一般的に消耗品といわれているもの以外も未来永劫使うことができるワケではないものが存在する。今回はそんな意外にも消耗していく部品をご紹介しよう。

ホイール

 タイヤは交換するものというイメージがあると思うが、それをはめ込むホイールも、じつは未来永劫使えるものというワケではない。

 といっても、一説には10年から20年単位の寿命が想定されているため、頻繁に交換が必要ではないが、たとえば縁石にホイールをぶつけてリムが大きく変形してしまったというように、明らかにダメージが認められる場合や、頻繫にエア漏れが発生する、タイヤ交換時にバランスが取れないなどの不具合が出たら交換すればいいだろう。

オルタネータ

 クルマを動かすために必要な電力を貯めておくバッテリーは消耗品の代表格だが、その電気を生み出すオルタネータも経年で交換が必要となる部品だ。オルタネータがダメになると発電できなくなったり、発電量が低下したりするため、バッテリーの電力が尽きたところでクルマのエンジンも停止してしまう。

 また、発電量が低下した場合は、エアコンを使ったり雨の夜間にワイパーとライトを点灯したり、通常よりも電力を多く使った際に不具合が出ることもあるので、梅雨から夏になるこれからの季節に発覚しやすいのだ。

サスペンション

 路面の凹凸などをいなして乗員に快適な乗り心地を提供してくれるサスペンション。多くの車種は金属のバネとショックアブソーバー(ダンパー)の組み合わせとなっているが、これもじつは消耗品のひとつ。

 基本的には徐々に劣化していくため、日常的に乗っていると気づきにくいが、新車時に比べて乗り心地やハンドリングが悪くなったと思ったら交換時期で、おおよそ7万~10万kmほど走ると本来の性能は発揮できなくなる。ただ、金属バネはそこまで劣化しないので、主にショックアブソーバーを交換することで従来の乗り味を取り戻すことができるだろう。

ボディ

 クルマの基本骨格となるボディも、走行や経年によって徐々にではあるが劣化していく部分となる。とくにスポーツ走行などの激しい運転を繰り返していると、ボディの溶接部分にストレスが生じて剥がれなどが発生することもあるし、経年のサビや腐食なども消耗のひとつといえるだろう。

 そう考えると、クルマ自体が消耗品の塊であり、常に好調を維持するには必要な部品を必要なタイミングで交換し続けることが重要といえるかもしれない。


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小鮒康一 KOBUNA KOICHI

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