いまSUV界隈でけっこうキテる「オプカン」! 「オプカン女子」まで出現した知らないとヤバいトレンドワード (2/2ページ)

舗装路メインだけどオフロードも走りたいという需要にマッチ

 そして、普段は舗装された一般道や高速道路を走ることが多いけれど、釣りやキャンプなどが趣味でラストワンマイルの未舗装路を安心して走りたい、という時にこのオープンカントリーは威力を発揮します。オープンカントリーのなかにも、もっとオフロード性能がほしい人に向けた「オープンカントリーM/T」や、オフロードレースを想定している「オープンカントリーM/T-R」、雪道にも対応する「オープンカントリーA/T Ⅲ」などさまざまな種類があるのですが、ラストワンマイルの未舗装路というシーンに合うのは「オープンカントリーR/T」。

 R/Tはラギッドテレーンの略で、「でこぼこのある」「ゴツゴツした」「起伏のある」地形や路面に対して特化した性能をもつことを意味しています。しかも、左右で異なるサイドウォールデザインを採用しており、ホワイトレター(一部サイズに展開)を外側にしてスタイリッシュにすることも、ブラックレターを外側にしてシンプルな見た目にすることも可能という、ビジュアル面を好みで楽しめるところも魅力となっています。

 このオープンカントリーが誕生40周年を迎えた2023年には、1983年5月に同時発売された4商品のうちの1つである「オープンカントリー785」を復刻発売。当時のトレッドパターンを再現しながら、走行性能はアップ。しかも、当時のままのレトロデザインのサイドウォールと、トレンドのホワイトレターを入れた新デザインのサイドウォールを左右で使いわけ、ユーザーが好みで自由に選んで装着できるという、ファンにはたまらないタイヤとなっていました。

 こうした遊び心のあるタイヤは、SUVユーザーに響いているのはもちろん、オシャレやトレンドに敏感な女性の心もつかみ、オプカン女子が増えている模様です。現在では対象車種が広がり、SUVだけでなくコンパクトカーやスポーツカーにも履かせる人がいるというオープンカントリー。ぜひチェックしてみてください。


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まるも亜希子 MARUMO AKIKO

カーライフ・ジャーナリスト/2024-2025日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

愛車
MINIクロスオーバー/スズキ・ジムニー
趣味
サプライズ、読書、ホームパーティ、神社仏閣めぐり
好きな有名人
松田聖子、原田マハ、チョコレートプラネット

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