たかがシートと思ったら重さが50kgもあって3時間の重労働だと!? 平ボディトラックの「けっこうシンドイ」シート掛けの仕事 (1/2ページ)

この記事をまとめると

■トラックにはさまざまな種類が存在する

■平ボディトラックのドライバーは少ない

■理由は重労働であることなどが挙げられる

平ボディトラックにはシートを掛ける必要がある

 ひとくちにトラックといってもその種類はさまざまで、よく見かける箱型からトレーラー、ウイング車など、目的によって使いわけられている。そしてトラックの形状よっては、なかなかなり手が少ないと言われているのが平車のドライバーだ。

 平ボディまたは平車と呼ばれるタイプは荷物運送用トラックとして初めて作られた形状であり、トラックのなかでももっともポピュラーといえる。また、サイズも10トン、増トン(4トン車をベースに車体を強化して6.5トンや8トンにしたもの)、4トン、2トンなどバリエーションも豊富に揃っている。

 少し平ボディトラックについて説明すると、荷台部分が平らになっており、アオリという落下防止柵で囲まれている車両のことだ。荷台が平らなため、多くの荷物を積むことができ、農作業の荷物や大型家電の運送、引っ越しなど、多目的に使えるトラックとして重宝されている。

 また、ほかのトラックよりも構造がシンプルで利用しやすいため、工事現場や建築現場などでも見かける機会が多い。

 トラックのなかでも使い勝手がいいといわれる平ボディだが、なぜドライバーから人気がないのだろうか? その答えはトラック自体の構造に原因があるようだ。平ボディは荷物を積む部分がむき出しになっているのは先ほど説明したとおり。そのため、箱車と違って荷物を積載するするときにある作業が発生する。それが「シート掛け」だ。


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