この記事をまとめると
■世界一の斜度をもつ坂はイギリスのフォース・ペン・スレックにある37.45%のエリアだ
■日本の神奈川県川崎市と東京都東大和市にもほぼ同じ斜度の坂が存在する
■東大阪と奈良を結ぶ暗峠は最大斜度31%で全長2.5キロと過酷な道のりとなっている
日本の激坂がハンパない!
海外のスーパーSUVについて調べていると「角度45度(=斜度100%)でも登坂可能」などと書かれているのですが、なかなか想像しづらいもの。オールドファンなら覚えているであろう、スキーのジャンプ台を登っていくアウディ100クワトロのCMにしても35~37度といいますから、45度ってありえない激坂かと。
実際、三菱がデリカD:5のプロモに使っている「最大傾斜45度急坂登坂体験」など、重力はもはや尻でなく背中に感じるといわれますからね。

そんな激坂ですが、じつは日本国内にもいくつか存在しています。しかも、その斜度はほぼほぼギネス記録クラスといいますから驚きです。そのなかでもクルマで走行できる激坂をチョイスしてみました。
そもそも斜度のギネス記録はイギリスのフォース・ペン・スレックという1000年以上前からある道路で、37.45%だそうです。また、イギリス以前にギネスに認定されていたのはニュージーランドのボールドウィン・ストリートで、勾配は35%。認定はまぁまぁ面倒なようで、10件ほどの条件をクリアしないとならないそうです。
で、この37.45度に匹敵するのが神奈川県川崎市麻生区にある十番坂。勾配37%と坂の上から見るとちょっと怖いくらいの激坂です。
神奈川県麻生区の十番坂画像はこちら
このエリアはもともと山だったところを切り拓いたとのことで、いたるところに激坂があるとのこと。ちなみに、十番坂がもっともきつい坂で、数字が小さくなると勾配も緩くなる、そんなネーミングだそうです。
