「車中泊女子」黒木美珠のVehicle&Life 【Vol.６】　納車したその日から車中泊生活ができちゃう！　メーカーが本気で作った車中泊車「日産キャラバンMY ROOM」にうっとり!! (2/2ページ)

メーカー純正カスタムの魅力

細部まで行き届いた純正ならではのクオリティ

　車内のパーツに触れてみると、その完成度の高さに驚かされます。市販パーツの寄せ集めではなく、専用設計ならではの車体と家具の自然なつながりがあり、使い勝手のよさを感じます。

　車内にはコンセントが完備されており、スマホの充電はもちろん、調理家電なども使用可能。外部電源にも対応しているので、キャンプ場などでも安心です。

「ちょっと温かいものが飲みたいな」「動画を見ながらゆっくりしたいな」……そんなアウトドアの“ちょっとした希望”を、軽々と叶えてくれます。また、日産より販売されている、リーフのバッテリーをベースとしたポータブルバッテリーを一緒に搭載すれば、電源の確保もできちゃいます

プロジェクター投影もできる!? 映画館のような車中泊体験

　個人的に感動したのが、リヤガラス側のパーテーション。真っ白な生地となっているので、ここにプロジェクターを使って映像を映せば、車内がそのままシアタールームになっちゃいます！ 　外が雨の日でも、お気に入りの映画などを大画面で楽しむことができます。

　ベースがキャラバンなので、日常では荷物を積むワークバンとして、旅先ではベッドルーム＆リビングとして使える。そんな二面性もMY ROOMの大きな魅力です。

決して安くはないけれど“納得の価値”がある

　価格はベースのキャラバンよりも上がりますが（551万6500円〜 ※取材車は667万9200円）、それでも“高い”とは感じませんでした。理由は、純正カスタムならではのクオリティと、しっかりとした新車保証がある安心感です。とくに「車中泊を日常的に楽しんでいる方」、「これから本格的に車中泊を始めたい」という方には、この完成度であれば間違いなく“買い”だと思います。

　DIYでの車中泊カスタムも素敵ですが、「安心して使える快適空間」を求める方にこそ、展示会などで実車を見て、キャラバンMY ROOMの完成度を知ってほしいです。メーカーが手がけた本気の1台は、想像以上の満足感を与えてくれます。