「鳥居」「アオリ」「サイドガード」! 目にしていても一般ドライバーが名前も知らない「トラックだけ」の装備6つ (2/2ページ)

サイドガードは歩行者を守るためのもの

サイドパネル

 荷台のなかでもっとも面積が多い側面の壁となる大きな板状のパーツ。パネルの材質は腐食に強く軽量なアルミが一般的に使われる。サイドパネルと屋根には断熱材を挟みこむことで、直射日光や外気温から輸送中の積荷を守ることができる。トラックを所有する会社のロゴなどが書かれることも多い。

ウイングサイドパネル

 ウイングボディのトラックならではのパーツであり荷台両側面の扉のことを指す。通常のバンボディのサイドパネルに当たる部分が大きく開閉するため、フォークリフトなどを使った荷物の積み下ろしが効率よく行える。ウイングの開閉は油圧で行う。

サイドドア

 荷台側面の壁に取り付けられた扉のこと。サイドドアは大きな荷物や特殊な形状の荷物の積載時に使われる。また、開閉方法はスライド式と開閉式の2種類がある。素材は用途によってアルミ、鋼鉄複合材料などが使われている。

サイドガード

 サイドガードはサイドバンパーとも呼ばれ、走行時や交差点などの右左折時に歩行者を誤って巻き込む事故を防ぐための装備。サイドガードは、強度の高い鋼鉄などの金属製で製作され、高さや強度、取り付け位置などは道路運送車両の保安基準によって細かく定められている。

 一部のトラックは道路運送車両の保安基準によってサイドバンパーの設置が義務づけられている。


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