この記事をまとめると
■プレミアムセダンのエントリーモデル「A 180」と「A 200 d」の最後のモデルが登場
■人気の有償オプション「AMGライン」を標準装備したお得な特別仕様車となっている
■ナッパレザー製スポーツステアリングとスポーツシートも標準装備する
Aクラスセダンの有終の美を飾る特別仕様車が登場
長年エントリーモデルとして支持を集めてきたメルセデス・ベンツAクラスセダン。その集大成として「A 180ファイナルエディション」と「A 200 dファイナルエディション」の2モデルが発表された。
「ファイナルエディション」は、従来は有償オプションだった「AMGラインパッケージ」に含まれるスターパターンを散りばめたフロントグリル、大型エアインテーク、18インチAMGアルミホイールを標準で装備する。さらに、フロントグリル中央のスリーポインテッドスターや前後バンパー下部にハイグロスブラックを施すナイトパッケージも初採用。
メルセデス・ベンツ「A180ファイナルエディション」と「A200dファイナルエディション」のフロントエクステリア画像はこちら
これに加え、サイドミラーやウインドウフレームもブラックで統一。ハイグロスブラックのテールパイプトリムやサイドシルトリムでスポーティさとエレガントさを際立たせている。
ボディカラーは6色を設定し、有償オプションとなるMANUFAKTURアルペングレー(ソリッド)はコンパクトモデル初の導入色となる。
インテリアは本革のような質感と手入れのしやすさを両立する合成皮革「レザーARTICO/MICROCUT ブラック(グレーステッチ)」と、ステッチ色に合わせた「グレーシートベルト」で特別感を演出。さらに、オプションだったナッパレザー製スポーツステアリングとスポーツシートを標準装備し、スポーティかつ上質なキャビンを実現した。
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パワーだけでなく静粛性にも優れたふたつのドライブトレイン
「A 180 ファイナルエディション」に搭載されるM282エンジンは、三角柱を横倒しにしたデルタ形シリンダーヘッドを採用。高さは増すものの幅と重量を削減し、軽量化と省スペース化を両立。高圧縮比4気筒ユニットにはヘルムホルツ共鳴器付き吸気ダクト、遮音シールを施した触媒コンバーター、ノイズ低減機能を持たせたエンジンカバーを組み合わせて静粛性を高めている。
一方、「A 200 dファイナルエディション」のOM654qエンジンは、150馬力(110kW)/320Nmを発揮。アルミ製シリンダーブロックとスチール製ピストンの組み合わせで摩擦を低減し、シリンダーウォールには「NANOSLIDE(ナノスライド)」コーティングを施している。さらに、可変タービンジオメトリー付きターボにより全域で力強いトルクと滑らかな加速を実現した。
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充実のアフターサービス「メルセデス・ケア」
両モデルには新車購入から3年間、走行距離無制限で一般保証修理、定期メンテナンス(作業工賃・交換部品)、24時間ツーリングサポート、地図データ更新を無償提供する「メルセデス・ケア」を適用。さらに、保証とツーリングサポートを2年延長する「保証プラス」、初回車検時および4年目の点検/交換部品・消耗品をパッケージ化した「メンテナンスプラス」を有償で用意し、長く安心してカーライフを楽しめる。
Aクラスセダンは、若年層や新規顧客のブランド参入を促進してきたモデルだ。その最終章となる「ファイナルエディション」は、既存ユーザーのみならず、初めてメルセデス・ベンツの購入を考えている人にも見逃せない1台になるはずだ。