やっぱり中国はこうでなくちゃ!? クルマもバイクも歩行者お構いなしの「カオスっぷり」はまだまだ健在だった! (2/2ページ)

歩行者のことなんてお構いなし!

3:歩道はどこも駐輪場と化していた

 年間新車(四輪車)販売台数が2500万台ほどという、世界一の巨大市場となる中国であるが、それでもまだまだ二輪車が多い。それだけ四輪車の潜在需要があるともいえるのだが、上海市内ではその二輪車の駐輪場所が飽和状態にあるように見えた。

 都市開発の新しい地域ほど歩道が広いのだが、とにかく二輪車の駐輪が多く歩きにくい。しかも歩道でも平気で後ろからクラクションを鳴らし、結構な勢いで二輪車がやってくる。しかもICE(内燃機関)ではなく電動スクーターなので音もたてずに近寄ってくるのが結構怖かった。これは、比較的狭い旧市街ともいえる中心市街地でも状況は同じで、歩道であるのに歩行者が大変歩きにくくなっている。

4:赤ではなく緑です

 先日、デンマークで国内の手紙の配達を2025年末で終了するというニュースが駆け巡った。郵便取扱量の減少がその理由であるとのことだが、いかにも時代を反映させるトピックである。日本で郵便局、郵便配達車、とにかく郵便と聞いて思い起こすカラーは赤となるだろう。しかし、中国で郵便局や郵便配達車は緑となっている。その昔、オートショーでの配布資料が紙のころは、その量が多すぎて手荷物として持ち帰ることができずに、郵便局で段ボール箱に梱包して日本に発送していたので、現地の郵便局によくお世話になっていた。

 まぁ、ところ変わればなので中国のひとにしてみれば日本の郵便局が赤いことを不思議に思うのかもしれない。ただ、日本でも郵便貯金関係は通帳もキャッシュカードも緑ベースだったことを執筆しながら思い出した。

 余談だが、日本へ発送するとき、もともと字が下手な筆者が送り状を書いて窓口に出したら、慣れない日本の住所でもあったので、窓口の女性が読みにくいと文句をいってきた。たまたま滞在先のホテルスタッフの女性(若い)が郵便局まで連れてきてくれて、その場にいたのでその女性が書き直してくれたのだが、その女性が書く文字がとてもきれいだったのが印象的だった。その後気にして見ていると、中国の多くのひとはまさに達筆なことに気がついた(筆者が見た範囲ではの話だが)。


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小林敦志 ATSUSHI KOBAYASHI

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渡 哲也(団長)、石原裕次郎(課長) ※故人となりますがいまも大ファンです(西部警察の聖地巡りもひとりで楽しんでおります)

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