哀川翔が率いるラリーチームはトライトンとランクルプラドで挑む! XCRスプリントカップとアジアクロスカントリーラリーに参戦 (2/2ページ)

トライトンとランドクルーザー150プラドの2台体制

 事実、テスト同日は雨/ウエットという過酷なコンディションだったが、「去年のクルマとは全く別物です。とてもスムーズで、ウエットコンディションのなかでもアクセルを安定して踏める状態になりました。シフトのタイミングも、Dレンジをいれた状態でも高回転をキープできるようになったので、ちょうどいいパワーバンドで走れるようになりました。アクセルワークにリニアに追従する感じで乗りやすくなっていますね」と好感触だ。

「XCRスプリントカップに関しては、完走すれば勝てると思っているので、抑えるところは抑えて走ってもらいたい」と哀川総監督が語れば、「昨年、大破させたトライトンを完璧な形にしていただいて感謝しています。この気持ちを結果で返したいので、ラリー・カムイで感触を掴んで、ラリー北海道は笑顔で終われるようにしたい」と川畑選手もコメントしているだけに、北海道のグラベル2連戦では、FLEX SHOW AIKAWA Racing with TOYO TIREのトライトンに注目したい。

 なお、同テストではFLEX SHOW AIKAWA Racing with TOYO TIREよりアジアクロスカントリーラリーに挑むランドクルーザー150プラドのテスト走行も実施。こちらは2024年の大会で川畑選手がクラス優勝を果たしたマシンで、アジアクロスカントリーに3回出場した経験を持つ山崎元彰選手と経験豊富な中田昌美選手がコンビを組み、チームとして大会2連覇に挑む。

「哀川総監督のもとで走れることをうれしく思います。アジアクロクスカントリーラリーは長丁場な戦いで、非常に厳しい戦いになると思います。ウインチを使うケースも出てくると思いますが、力を合わせて走り切りたいと思います」と山崎選手が語れば、中田選手も「チーム一体となってゴールをできるように頑張りたい」とコメント。

 哀川総監督も「運みたいなところもあるし、落とし穴もいっぱいあるけれど、そこさえ気をつければ上位に入れると思うのでゴールを目指して頑張ってもらいたい」と語っているだけに、8月8〜16日に開催されるアジアクロスカントリーラリーにおいてもFLEX SHOW AIKAWA Racing with TOYO TIREの動向に注目だ。


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廣本 泉 HIROMOTO IZUMI

JMS(日本モータースポーツ記者会)会員

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