ガソリンと違って気軽にもち運べる? ディーゼル車の燃料「軽油」の取り扱いについて調べてみた (1/2ページ)

この記事をまとめると

■軽油はディーゼルエンジン車の燃料として使われる

■ガソリンスタンドによっては給油せずに持ち帰ることが可能だ

■今回は軽油の保管・運搬方法について詳しく解説する

プラスチックの容器に入れることも可能

 通常であればガソリンスタンドではクルマに給油するだけ……というパターンがほとんどだと思うが、用途によってはガソリンや軽油を給油せずにもち帰ることもあるだろう。たとえばレジャー用や発電機の燃料として購入する場合がそれにあたる。

 ガソリンは専用の携行缶に入れることが義務付けられているが、最近はガソリンスタンドによって、もち帰ること自体を禁止しているところも少なくない。では、軽油の場合はどうだろうか? もしかしてガソリンとは扱いが違うのではないか? ということで軽油の運搬や保管について調べてみた。

 基本的に軽油は、ガソリンと同様に保管容器やもち運び用の容器に指定がある。軽油のもち運びや保管に利用できる容器は金属製の携行缶やドラム缶が一般的だが、じつはプラスチック容器も使うことができるのだ。

 ただし、プラスチック容器とはいっても消防法で決められた基準をクリアしている製品を使うことが条件となっている。実際、軽油用のポリタンクとして販売されている製品があり、ホームセンターなどで簡単に入手できる。価格も2000円程度で、商品名に軽油の文字が含まれているのですぐにわかるはずだ。また、緑色であることが多く、灯油用の赤いポリタンクとは区別されている。

 ただし、軽油を入れる容器があったとしても容量制限があり、ドラム缶なら最大容積250リットルまで、ガソリン携行缶は60リットルまで、軽油用ポリタンクは最大容積30リットルまでと定められている。


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