クルマへの愛も行きすぎると……狂気!?
●雨が降ってきたら急いで引き返す
個人差はありますが、愛車を大切にするあまりに極端に雨を嫌う人がいます。愛車に乗る日の天気予報は1週間前からチェック。それでも当日になると突然の雨に見舞われることも。これからの季節はゲリラ豪雨もあるのでなおさらです。
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そんなときは慌てず騒がず、雨雲レーダーで雨雲の動きをチェック&予測。雨が降りそうだと察したら、予定があってもガレージにUターン。イベント当日であってもキャンセル。仲間うちでも「あの人は雨の日は来ないから」と黙認してくれます。でも、フォローは忘れずに。
●頻繁に壊れる愛車が愛しくてたまらない
「手がかかる子ほどかわいい」なんていいますが、それは人間の子どもの話。機械である以上、長きにわたってノントラブルで走ってくれることが理想です。しかし、愛車が故障するたびに「あ〜あ。また壊れちゃったよ。まいったな」と口ではいうものの本人は笑顔という、ヘンタイもとい寛大な人が実在します。
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愛車がトラブルに見舞われても、悲観することなく、むしろ楽しそう。これくらいのココロの余裕がないと、古いクルマは維持できないかも。
●自宅部屋や物置が愛車のパーツやコレクションで埋め尽くされている
古いクルマともなれば、避けてとおれないのが「純正部品の欠品&製造廃止」問題。いつ使うかわからなくても、とりあえず手に入れられるものは手もとに置いておきたい。できれば複数。使うかどうかなんて二の次で、「もっていること自体」が精神安定剤にもなります。
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そして、保有する部品が増えれば増えるほど、置き場の確保に手を焼きます。こうして1部屋が完全に埋まり、やがてレンタルスペースを借り、そのうち人里離れた空き家を買い、愛車のストックヤードにしてしまう猛者もいます。
●まとめ:他人には理解されるうちは修行が足りない?
趣味の世界はあくまでも自己満足の世界。他人に批評され、あれこれいわれようとも、自分自身が満たされればそれでいいのです(同居人がいる場合は話が変わってきますが)。「ヘンタイですね」がほめ言葉であるように「ワケがわかりません」あるいは「理解不能です」といわれるようになければ一人前かも。
極論として、身内や友人知人、ご近所を含めた他人に迷惑さえかけなければなんでもアリです。ただ「趣味なんだから他人が関係ない」と開き直るのも、周囲との軋轢が生じかねません。そこそこでもいいから周囲とうまくやることも、大切な処世術のひとつです。