笑顔で「また壊れちゃったよ〜!」 「ヘンタイですね」が褒め言葉! ディープなクルマ好きのヤバすぎる生態 (2/2ページ)

クルマへの愛も行きすぎると……狂気!?

●雨が降ってきたら急いで引き返す

 個人差はありますが、愛車を大切にするあまりに極端に雨を嫌う人がいます。愛車に乗る日の天気予報は1週間前からチェック。それでも当日になると突然の雨に見舞われることも。これからの季節はゲリラ豪雨もあるのでなおさらです。

 そんなときは慌てず騒がず、雨雲レーダーで雨雲の動きをチェック&予測。雨が降りそうだと察したら、予定があってもガレージにUターン。イベント当日であってもキャンセル。仲間うちでも「あの人は雨の日は来ないから」と黙認してくれます。でも、フォローは忘れずに。

●頻繁に壊れる愛車が愛しくてたまらない

「手がかかる子ほどかわいい」なんていいますが、それは人間の子どもの話。機械である以上、長きにわたってノントラブルで走ってくれることが理想です。しかし、愛車が故障するたびに「あ〜あ。また壊れちゃったよ。まいったな」と口ではいうものの本人は笑顔という、ヘンタイもとい寛大な人が実在します。

 愛車がトラブルに見舞われても、悲観することなく、むしろ楽しそう。これくらいのココロの余裕がないと、古いクルマは維持できないかも。

●自宅部屋や物置が愛車のパーツやコレクションで埋め尽くされている

 古いクルマともなれば、避けてとおれないのが「純正部品の欠品&製造廃止」問題。いつ使うかわからなくても、とりあえず手に入れられるものは手もとに置いておきたい。できれば複数。使うかどうかなんて二の次で、「もっていること自体」が精神安定剤にもなります。

 そして、保有する部品が増えれば増えるほど、置き場の確保に手を焼きます。こうして1部屋が完全に埋まり、やがてレンタルスペースを借り、そのうち人里離れた空き家を買い、愛車のストックヤードにしてしまう猛者もいます。

●まとめ:他人には理解されるうちは修行が足りない?

 趣味の世界はあくまでも自己満足の世界。他人に批評され、あれこれいわれようとも、自分自身が満たされればそれでいいのです(同居人がいる場合は話が変わってきますが)。「ヘンタイですね」がほめ言葉であるように「ワケがわかりません」あるいは「理解不能です」といわれるようになければ一人前かも。

 極論として、身内や友人知人、ご近所を含めた他人に迷惑さえかけなければなんでもアリです。ただ「趣味なんだから他人が関係ない」と開き直るのも、周囲との軋轢が生じかねません。そこそこでもいいから周囲とうまくやることも、大切な処世術のひとつです。


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松村 透 MATSUMURA TOHRU

エディター/ライター/ディレクター/プランナー

愛車
1970年式ポルシェ911S(通称プラレール号)/2016年式フォルクスワーゲン トゥーラン
趣味
公私ともにクルマ漬けです
好きな有名人
藤沢武生

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