6月は新車を買うのに絶好のタイミング
定点観測している中古車販売店では、ここのところスズキブランド軽自動車の届け出済み未使用中古車が目立っている。スペーシア、スペーシアギア、ワゴンRスマイルを差し置いて、ハスラーがとくに目立っている。ダイハツもムーヴキャンバス、タフト、タントファンクロスあたりが目立っている。
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2025年5月だけを見ても、軽四輪乗用車販売トップのスズキと2位のダイハツとの差は7000台強となっているので、スズキは躍起になって自社届け出(自社系ディーラー名義などでナンバーだけをつけて新車販売台数の上積みなどをはかること)をしなくてもいいのではないかと考えるのだが、それだけダイハツの攻勢が激しいということなのだろうか。
前述したとおり、6月は暦年締めでの上半期末であり、四半期決算月となる。例年、スズキは目立って6月を意識して販売攻勢をしかけてくる。もちろんほかのメーカー系ディーラーも6月ということを意識しているが、現状では6月に受注しても当月内実績に反映させることは難しい。
しかし、6〜7月が夏商戦となり、現状納車まで3カ月ほどかかる車種も珍しくなく、9月の半期決算月の販売実績を見越して動いていることもあるので、6月は意外なほど好条件で新車購入することが可能な月といってもいいだろう。現状では車両価格からの値引きは諸物価高騰などもあってなかなか拡大しないが、下取り査定額の上乗せや用品無料キャンペーン、低金利ローンキャンペーンなどが充実してくるので、狙い目の月なことには変わりない。