この記事をまとめると ■AMGオーナー向け「AMG Experience on Track 」に編集部員が参加
■ブレーキやステアリングのパフォーマンスをプロの指導のもと体験できるイベント
■毎回満員御礼の人気イベントになっている
プレミアムな試乗会の一部を体験 この業界にいると、「いつでも新車に乗れるんでしょ?」、「あのクルマどうだった?」なんてしょっちゅう聞かれるのだが、じつはこれ、半分正解で半分不正解。と、いうのも、メディア向け試乗会の多くは「ライター・カメラマン・編集」の3名が基本セット。で、ご存じのようにライターが試してリポートを書く。
なので、編集は読者の皆さんが見ているクルマの写真を撮るための車両移動や、ライターに「あーしろこーしろ」と指示をするのがメイン。つまり、新車が目の前にありながら、”ちゃんと乗る”時間はあまりない。乗っても、その多くは助手席か後部座席。なので、前述の質問には、じつはあまり答えられないことのほうが多い(もちろん媒体や人にもよる)。たまに「乗ってきなよ」となる場合や、時間に余裕がある場合は乗れるのだが……。
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まあそれ自体にとくに不満はないが、クルマオタクというもの、乗れる機会があればそりゃ乗りたいってのが本音。なので、「これだけは!」みたいなクルマは企画で借りたりするのが、編集サイドの実態だ。
そんな生活をして早6年というある日、多忙を極める(!?)局長石田より突然、「お前富士でAMG乗ってこい」なんて、急な指令が。「試乗会っすか?」と聞くと、「たまにはお前が乗ってこい」とのこと。
案件を調べると、主にAMGオーナー向け「AMG Experience on Track 」なるイベントが開催されるそう。ざっくり説明すると、「パイロンスラロームや急制動、低ミュー路でのマシンコントロール、富士スピードウェイ本コースでの試乗(先導あり)」といった内容。
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これに、当媒体でお馴染みのレーシングドライバー、中谷明彦氏や、スーパーGT GT300クラスに参戦するGOODSMILE RACING & TeamUKYOでステアリングを握る谷口信輝氏、K2 R&D LEON RACINGでドライバーを務める蒲生尚弥氏、同チームで監督を務める⿊澤治樹氏の4名がインストラクターとしてコーチにあたるといったもの。誰もが認める高級コース料理みたいな面々だ。
気になる参加費は驚愕の1名35万円! 3万5000円じゃないですよ? しかしそこは、泣く子も黙るAMGブランド。早い段階で毎回満員になるそう。
そーんなプレミアムな体験会をなんと味わわせてくれるそう。とはいえ全部は流石に時間的に厳しいようで、内容はその一部とのこと。いやいや十分でございます。
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しかし、レース経験なども少しはあるものの、にわかがあれこれ語ってもアレなので、前半の「パイロンスラロームや急制動、低ミュー路でのマシンコントロール」は筆者の井上、後半の「本コース試乗」は、これまた当媒体でお馴染みの桂 伸一氏にリポートを依頼。
では、早速、”35万円の一部”を味わいに富士へLet ‘s GO!