ジムニーノマドが大人気がゆえにジムニーとシエラの納期が短縮! 「それでも5ドア」か「3ドアでも満足」かジムニーシリーズの選び方指南 (1/2ページ)

この記事をまとめると

ジムニーは長らく3ドアボディのみだったが2025年に5ドアのジムニーノマドを追加した

ジムニーノマドに受注が集中したためか3ドアボディの納期は短くなった

■それぞれの特徴をふまえてジムニーシリーズの選び方を解説

ノマドの登場により納期が短くなった3ドアジムニー

 スズキジムニーシリーズは、長年にわたり軽自動車のジムニーと小型車規格のジムニーシエラで販売を行ってきた。両ボディとも基本設計の等しい3ドアボディだが、2025年に入り5ドアのジムニーノマドを加えた。

 ジムニーノマドはインド製の輸入車で、1カ月の目標販売台数を1200台に設定したが、発売後4日間で約5万台を受注した。その結果、納期遅延を避けるため、2025年2月上旬に慌てて受注を停止した。

 そして、ジムニーノマドが1カ月に1200台を納車したのでは、納車完了までに3年半を要する。そこでスズキは5月に増産を発表した。2025年7月から、ジムニーノマドの国内仕様を月間約3300台まで増やすという。

 この増産体制は7月以前から徐々に開始され、6月には、国内で約2800台のジムニーノマドが登録された。2025年7月上旬時点で、販売店は「現時点で増産はしているが、納車を待つお客さまも依然として多い。受注の再開時期は未定」という。それでも、すでに登録台数が増えていることを考えると、2026年5月頃には、現時点の受注車両をすべて納車できると思われる。

 そうなると受注再開は、納車完了のメドが立った2026年2月頃ではないか。先行きは見通せるが、依然としてジムニーノマドを買えない状態が続いている。

 その一方で、軽自動車のジムニーと3ドアボディで小型車のジムニーシエラは納期が短くなった。販売店では、以前は「両車ともに1年以上」と返答していたが、いまは「6カ月から7カ月」だ。そこでジムニーシリーズの選び方を考えたい。


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渡辺陽一郎 WATANABE YOICHIRO

カーライフ・ジャーナリスト/2024-2025日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

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フォルクスワーゲン・ポロ(2010年式)
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13歳まで住んでいた関内駅近くの4階建てアパートでロケが行われた映画を集めること(夜霧よ今夜も有難う、霧笛が俺を呼んでいるなど)
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