55号車「MAZDA SPIRIT RACING 3 Future concept」は、ST-2クラスに参戦するENDLESS SPORTSの13号車「ENDLESS GRヤリス」がマークした1分52秒465(石坂瑞基選手)に次ぐタイムで、ほぼST-2クラスに匹敵するパフォーマンスとなっており、一方の12号車「MAZDA SPIRIT RACING RS Future concept」は、ST-3クラスに参戦するTRACY SPORTS with Deltaの38号車「TRACYSPORTS with DELTA RC350 TWS」がマークした1分53秒549(藤原能成選手)に次ぐタイムで、ほぼST-3クラスと同等のパフォーマンスだといえるだろう。
ちなみにGR Team SPIRTの104号車「GR Yaris DAT Racing Concept」は、文字どおりDAT搭載の2ペダルモデルで、富士24時間レースの予選では1分51秒873(山下健太選手)をマーク。これはST-2クラスに参戦するシンリョウレーシングチームの7号車「新菱オートDXL☆MART☆VARISエボ」がマークした1分51秒625(碓井久彦選手)に次ぐタイムで、ST-2クラスに匹敵する実力だ。
一方、Team HRCの271号車「CIVIC TYPE R HRC Concept」はTCR仕様車をベースとするマシンで、第5戦のオートポリスにてデビュー。九州ラウンドでの予選タイムを参照してみると、271号車「CIVIC TYPE R HRC Concept」は1分56秒652(野村勇斗選手)をマークしていたが、これはST-TCRクラスに参戦するM&K Racingの97号車「Racerホンダカーズ桶川CIVIC」がマークした1分57秒260(中野信治選手)を大きく凌駕する。
九州ラウンドでは開催されなかったが、おそらく271号車「CIVIC TYPE R HRC Concept」は、GT4マシンを対象とするST-ZクラスやST-1クラスに匹敵するパフォーマンスだったのではないだろうか?