この記事をまとめると
■ブリヂストンが主催する「ポテンザサーキットチャレンジ」なるイベントを開催
■道具や車両の貸し出しもあるので免許さえもっていれば手ぶらで参加可能なイベントだ
■プロのレクチャーなども受けられるのでスキルアップにも繋がる
ペーパードライバーがサーキットデビュー!
「サーキットを走ってみたいけど何を準備していいのかわからない……」「そもそもサーキットを走れるクルマがない……」そんな人にオススメしたいのが、ブリヂストンが主催しているポテンザサーキットチャレンジ(以下:PCC)だ。初心者ウェルカムなこのイベントに、FUJITSUBOガールとしても活動しているペーパードライバーのゆづさん(AT限定免許)に参加してもらった。
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ポテンザサーキットチャレンジってどんなイベント?
PCCは初心者でも安心、安全にサーキットデビューできるというイベントで、2025年は年4回開催される。今回は8月10日に富士スピードウェイショートコースで開催されたイベントに参加した。このイベントでは、初心者でも安心安全なポイントが多くある。まずは走行が1台ずつになっていること。これにより、他車との接触リスクが消える。また、ヘルメットやグローブなど、サーキット走行に必要な用品もレンタルで用意されているので、高価なギアがなくても問題ない点。
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それに、レンタルで用意されているのは用品だけじゃない。サーキットを走るクルマがない人のために、別途料金がかかるが、レンタカーも用意されているのだ。用意されるのはブリヂストンも協賛している大学自動車部対抗の競技「フォーミュラジムカーナ」で使用されているGR86。AT車であるためAT限定免許でもOKだ。
タイヤはブリヂストンのハイグリップタイヤ、ポテンザRE-71RSを装着している。なお、マイカーで参加する場合はブリヂストンのタイヤを装着していなくても問題ない(ポテンザタイヤ装着の場合は1000円キャッシュバック)。参加料金はクラスや車両のレンタルの有無で異なるが、1万円〜2万1000円ほどの間で収まる。
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そしてこのイベントは、毎回ブリヂストン契約のプロドライバーがインストラクターとして来てくれる。今回は佐々木雅弘選手、久保凛太郎選手、山田英二選手、ユウ選手の4名がインストラクターとして参加していた。
朝参加受付をすると、まずはコースウォークから始まる。インストラクターがライン取りや滑りやすい箇所、目線の意識の仕方など各コーナーで丁寧に教えながらコースを歩いていく。そしてドライバーズミーティングで1日の流れやコース紹介などを行ったあと、旗の説明を実施し、1台ごとタイム計測アリの走行となる。今回は富士スピードウェイショートコースのインフィールドとアウトフィールドを通るルートで、最後は完全停止しなければいけない。
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初のスポーツ走行は驚きの連続ながら楽しい!
初めてスポーツ走行用の装備を身に着けたゆづさんは驚きの連続であったようだ。
「えっ! ヘルメットを被るとこんなに視界って狭いんですか!? 全然見えない! とくに下が見えない!あと4点シートベルトってこんなに身体が動かないんだ!」と、驚きばかりな様子。
こうして戸惑いながらも走行したサーキットデビューの1本目。大雨のなか、戻ってきたゆづさんの第一声は、「楽しかった!」であった。
「思い切りブレーキとアクセルを踏んだのはこれが初めてだったけど、『これ以上止まるの!?』『こんなに速くクルマって走るの?』って驚きました。あとヘルメットを被ったときは視界に不安を感じましたが、コースウォークで目線のアドバイスとかあったおかげなのか、先が見えなくて不安に感じることはなかったです」
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続く2本目ではインストラクター陣が高い場所から走りをチェックし、走行直後に無線でアドバイスしてくれるというカリキュラム。
「もっとアクセルを踏んでいいといわれました。あとコーナー前も強くブレーキを踏んでメリハリをつけた方がいいといわれました。初心者の私でもわからない表現が無なくて、何を改善するべきなのか、具体的なイメージが付きやすい、わかりやすいアドバイスでとっても参考になりました」
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初心者ウェルカムなPCCでは、インストラクター陣も難しいことはいわず、レベルアップに繋がるわかりやすい表現をしてくれるのが魅力なのだ。