ペーパードライバーがいきなりサーキットって……アリなんです! ブリヂストン主催のサーキットチャレンジに「免許をもってるだけ」な女子が参加してみた (2/2ページ)

プロの走りを間近で体感!

プロの助手席に同乗! 「今まで乗った乗り物で1番面白い!」

 次の走行ではプロドライバーが参加者のクルマを運転し、助手席でそのテクニックを体感できる。ゆづさんは久保凛太郎選手の横に同乗した。降りてくると、その凄さを存分に体感した様子であった。

「今まで乗った乗り物のなかで1番面白かったです! 私が乗ってたのと同じクルマとは思えなかったです。プロドライバーの横は初めて乗りましたが、コース全体を計算してメリハリのある運転していたのが凄いと感じました。自分はひとつ先のコーナーまでしか考えられないのに……プロドライバーって器用だなぁって感じです」

 そして最後の走行では初めてスポーツモードにして、走行。今日1日での成長は見られるのか? と思っていたところ、最後の完全停止でオーバーランしてしまった。

「スポーツモードにするとアクセルの反応がよくなって加速がよくなった感じです。速く走れるようになった感触がしたので、ブレーキに必要な距離も違うと思っていました。それを考えながら『今だ!』と思ってブレーキしたんですけど、オーバーランしてしまいましたね。プロドライバーみたいにハンドルをスムースに操作するのが真似できなくて、クルマの運転って奥深いなぁって思いました」

最後はプロドライバーの走りを助手席で体験!

 本来はもう1本走行がある予定であったが、大雨のためスケジュールの変更を余儀なくされてしまい、中止となった。しかし、「参加者を喜ばせたい!」という主催側の配慮で、プロドライバーが参加者をレンタカーGR86の助手席に乗せて突発(!?)レースを開始。ゆづさんも乗ることが出来た。

「レースをこんなに近く(というか真横!)で見れて楽しかったです! あれで当たってないってさすがプロドライバーですね。どんな風に周囲を見ているのか私にはわかりません……笑」

 同乗走行もそうだが、自分で同じコースを走るからこそ、プロドライバーの凄さが実感できるのもPCCの特徴かもしれない。

 最後はクラスごとで上位タイム者の表彰や景品が当たるジャンケン大会などが行われイベントは無事終了。当日の自身の走行写真が印刷された缶バッジも貰えた。

1日を振り返ってゆづさんは……

「サーキット走行って楽しいですね! 午前中の走行よりもアクセルとブレーキがしっかりと踏めてるのがわかって、上手くなっている実感が出来たのが嬉しかったです。普段運転しない私でも楽しいと思えました! あと、実際に運転してみて『タイヤを縦に使う、横に使う』って言葉の意味が何となくわかった気がします。アクセルとブレーキ、ハンドル操作のバランスとか、細かいポイントをより知りたくなりましたね。もっと走って上手くなりたいと思います」

 すっかりとスポーツ走行の楽しさの奥深さに目覚めた様子であった。

 ペーパードライバーでも楽しめるPCC。サーキット走行デビューをしたいけど、どうすればいいかわからない。不安が大きくて踏み出せない。そんな人にPCCはうってつけなイベントなのだ。


この記事の画像ギャラリー

西川昇吾 NISHIKAWA SHOGO

-

愛車
マツダ・ロードスター(NB8C後期型)/ボルボV40 T4
趣味
スポーツ走行、写真撮影、ネットラジオ鑑賞
好きな有名人
織田裕二、駒形友梨

新着情報