GoogleのストビューもSNSもオフ会見学も危ない!! 愛車を盗難リスクを高めるポイント (2/2ページ)

インターネットでの扱いに注意

●SNSで生活圏や日常生活がバレる。時差なしの発信も危険

 安全な置き場所の確保以外にも盗難のリスクを少しでも軽減させる方法があります。それは「SNSの発信」です。仕事帰りにいつも立ち寄るコンビニや飲食店など、ちょっとした背景や周囲の風景の映り込みで場所が特定されてしまいます。それこそ、生活圏内のコンビニやカフェなどに立ち寄るたびにチェックイン機能を使っていたら「自分はこのあたりに住んでいます」と世界中に知らせているようなものなのです。

 また、時差なしでリアルタイムの公開もリスクがあります。それだけで自宅にはいないことがわかるので、生活パターンがある程度知られてしまいます。

 公開範囲を限定するか、自宅や生活圏で撮影した画像を控えるなど、普段から自衛策を講じるのが得策です。もっとも、SNSをやらないことが1番のリスク回避ではありますが、一度SNSがある生活に馴染んでしまった人の場合、なかなか難しいことも事実です。

●Googleマップ(Googleストリートビュー)も危険(ぼかしを依頼する)

 PCやスマートフォン、タブレットを介してGoogleマップまたはGoogleストリートビューを使用することで、簡単に自宅の場所を特定されてしまいます。と同時に、大切な愛車もGoogleマップに表示されてしまいます。ときには表札の名前までバッチリ映っていることもあるので要注意です。もし、Googleマップで自宅がどのように表示されているか見たことがなければ、自宅住所を入力してGoogleマップ(およびGoogleストリートビュー)を確認してみてください。

 なお、Googleに依頼すれば、Googleストリートビュー上で自宅が写っている画像をぼかしてくれます。以下にその方法を載せておきます。

■PCの場合

1:Googleマップで自宅を検索します。
2:ぼかしを入れたいストリートビュー画像を開きます。
3:右下に表示される [問題の報告] をクリックします。
4:[問題を報告] フォームに記入して送信します。

■Android/iOSの場合

1:Googleマップで自宅を検索します。
2:ぼかしを入れたいストリートビュー画像を開きます。
3:右下に表示される [問題の報告] をクリックします。
4:[問題を報告] フォームに記入して送信します。

●クルマ好きが集まる場所へよく行くのも危険

 土日や平日の夜間など、クルマ好きが集まるスポットが全国各地にあります。なかには集まってきているクルマを撮影してリアルタイムで配信したり、後日、YouTubeなどに公開している場合もあります。自慢の愛車でクルマ好きが集まるスポットに出かけていけば、友人・知人にも会えるでしょうし、知らない人から「カッコいいクルマですね」と話かけられることもあるはず。

 それはそれで楽しいひとときかもしれませんが、質問攻めにしてきた人のなかに窃盗犯が紛れ込んでいる可能性も。あるいは、愛車から離れた隙に窃盗犯に物色されていたとしたら……。いいはじめたらキリがありませんが、それなりにリスクが伴うことを知っておいて損はありません。

 なかにはこっそりAirTagや発信器をクルマの下まわりに付けられて、自宅や置き場所が特定されてしまったというケースもあるので要注意です。


この記事の画像ギャラリー

松村 透 MATSUMURA TOHRU

エディター/ライター/ディレクター/プランナー

愛車
1970年式ポルシェ911S(通称プラレール号)/2016年式フォルクスワーゲン トゥーラン
趣味
公私ともにクルマ漬けです
好きな有名人
藤沢武生

新着情報