この記事をまとめると
■施設などの駐車場にクルマを停めるとドアパンチなどのリスクを伴う
■痛みや汚れが激しいクルマの横はトラブルになる可能性がある
■曲がって停まっているクルマや高齢者マークのクルマにも気をつけたい
公共駐車場におけるお隣さん問題
商業施設の駐車場や公共駐車場に愛車を停める際は、できることならガラガラに空いているエリアを選んで停めたいものである。なぜならば、そうすれば「ドアパンチ」などによる被害を受ける可能性がほぼゼロになるからだ。
とはいえ世の中はそう都合よく動いているわけでもないため、どうしても両隣にクルマが駐車されている枠を選ばざるを得ないことも多い。
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そんなとき、我々クルマを愛する人間は「どんなクルマの隣」を選択するべきなのだろうか?
言い方を変えるなら、我々はどんなクルマの隣の枠を避けるようにすれば、愛車に物理的な被害が及ぶ可能性を減じることができるのだろうか?
まず考えられるのは「ハンドルを切ったまま駐車されている車両」だろう。
クルマの運転についての意識が高いドライバーであれば、駐車時には十中八九、駐車のために回転させたステアリングホイールを正体の位置に戻してから、クルマを離れるものだ。それをしないでクルマを離れるドライバーは意識が著しく低い可能性もあるため、乗車時に平気でドアパンチをカマしてくるリスクがある。
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またタイヤが正面を向いていないことに気づかないまま自車を発進させ、そのまま隣のクルマ(要するに筆者やあなたのクルマ)にガチャンとぶつける可能性すらある。そんなクルマの隣に停めるぐらいなら、停めずに家へ帰ったほうがマシである。
順不同ではあるが、お次に考えられるのは「とにかくボディがボコボコなクルマ」だろうか。
日々使われているクルマに多少のキズやへこみがあっても不思議ではないが、あまりにもボコボコなクルマのドライバーは「①:クルマを大切に扱うという意識が著しく欠けている」「②:とにかく運転が超絶下手くそである」というふたつの可能性が考えられる。
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①である場合は、自分のクルマだけでなく他人のクルマに対しても無頓着である可能性が高いため、極力近寄らないのが吉となる。そして②であった場合にはとにかく何が起こるか予想もできないため、半径10m以内には近づかないようにすることが重要だ。隣の枠に駐車するなどもってのほかである。
ボコボコなクルマのほかに「ボディがあまりにも汚れているクルマ」の隣も、できれば避けたほうがいいだろう。この場合、その車両のドライバーは「じつは洗車こそが愛車のボディを傷める根本原因。だから私はあえて洗車をしないのだ」という信念を持っている重度のカーマニアである可能性もなくはない。
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だがその可能性は高めに見積もっても5%程度であり、単なる「無敵の人」である可能性のほうがはるかに高い。被害を避けるため、隣には停めないことが安全策となるだろう。