BYDも強いがマツダ・三菱・トヨタも多し! ジャカルタの路上で通るクルマを定点観測した (2/2ページ)

3年前とはさま変わりしたジャカルタの路上の風景

 3年ほど前に同じ場所で定点観測していときは、ウーリンのマイクロBEVとなる「エアEV」をとにかく多く見かけたが、今回はエアEVよりも上級となる「ビンゴ」や「クラウドEV」を多く見かけることができた。さらに、「オモダ」などのチェリー(奇瑞汽車)系モデルもよく見かけたのだが、こちらはBEVというよりはICE車が多かった。

 日本車では、たまたまなのかもしれないが、マツダ車が目立つ印象を受けた。さらに、人気の三菱エクスパンダーに加え、三菱エクスフォースもかなり流通してきたようで、三菱車も目立つ印象を受けた。

 BYDではデンザD9がよく売れているようだが、それでもアルファードが新旧で2台並んで走ってくるなど、アルファードの人気も依然として高かった。

 トヨタブランドのBEVとなるbZ4Xや、レクサスブランドのBEV専用車RZもジャカルタでは見ることができた。少なくとも筆者の生活圏内よりは頻繁に走っていた。

 調べてみると、2024年、つまり昨年の独立記念日には、40台のbZ4Xが公用車として採用されたと報じられている。これをきっかけとして企業の社有車ニーズなどとして広まったのかもしれない。

 GIIAS2025会場にてトヨタはそのbZ4Xの改良型を発表、同時にインドネシア国内での生産も発表している。2026年に再び定点観測を行ったとき、もしかしたらbZ4Xばかりが目に留まることになるかもしれない。


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小林敦志 ATSUSHI KOBAYASHI

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