この記事をまとめると
■洗車道具は誤った使い方をするとボディを痛める可能性がある
■洗車する場所毎に道具を使いわけるとクルマをより綺麗にすることができる
■洗車が終わったあとの道具は自宅で洗うことでクルマも道具も長もちする
洗車はクルマを洗うだけでは終わらない
この夏、あちこちを走りまわった愛車をいたわるためにも、夏の終わりの洗車は欠かせない。山に行けば樹液がボディに降ってきて(木の下の駐車はじつは厳禁)、海に行けば塩分を含んだ砂が、下まわり、ボディ、ウインドウなどにべったり付着しているはずなのだ。
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そこで、お気に入りの洗車道具を使って、自宅やコイン洗車場などで愛車を綺麗さっぱりさせるわけだが、海に出掛けたクルマは、ボディの隅々はもちろん、とくに下まわりを中心に、ケルヒャーなどの高圧洗浄機、またはコイン洗車場での高圧洗車を行ってほしい。ちなみに、炎天下の洗車、風の強い日の屋外洗車は厳禁。水滴があっという間に乾いて、白いリング状のシミになる、除去が困難なウォータースポットが付着したり、風に乗ったホコリ、砂などがボディ、塗装面、ガラス面をキズつける心配があるからだ。
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とはいえ、クルマ1台を洗車するには、けっこうな労力が必要で、気温が高いとさらに大変。汗だくになるのも珍しくない。なので、洗車を終えたら、さっさと涼しい場所に移動して涼む……じゃあマズい。80年代から洗車道を極め、洗車に関する自動車専門誌の記事、単行本、TV、ビデオ出演、20年以上に渡って洗車関連用品の開発に携わってきたボクとしては、洗車後の、洗車道具のメンテナンスまでを含めて洗車だと考えている。
洗車道具としては、一般的には自宅洗車の場合、バケツ、ホース、タオル、スポンジ、部位別の水気拭き取り用合成セーム皮、またはマイクロファイバークロス、洗車専用ブラシ、ホイール用スポンジなどが挙げられるが(カーシャンプー、ガラスクリーナー、油膜取りクリーナーなどは、ここでは道具としては扱わない)、使いっぱなしにすると、次に使う際に、下手をするとボディなどにキズをつけてしまい、汚れを再付着させてしまうリスクがあるからマズい。
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