この記事をまとめると
■逆走は2日に1回のペースで発生している
■自分が逆走してしまったらすぐにハザードをつけて安全な場所に停車するのが先決だ
■誰にでも起こりうるので標識などは確実に確認するようにしたい
逆走はなぜ減らないのか
道路を逆走して事故が発生したというニュースを見聞きすることがよくあります。また、逆走してしまったり、逆走車に遭遇したりしたことがある方もいるのではないでしょうか。では、道路を逆走したとき、または、逆走車に遭遇したときは、どのような方法をとればよいのでしょうか。
逆走は2日に1回の頻度で発生している
逆走したり逆走車に遭遇したりしたときの対処法を解説する前に、道路を逆走する事案がどのくらい発生しているのか見てみましょう。
NEXCO東日本の情報によると、全国の高速道路でおおむね2日に1回の頻度で逆走が発生しているとのことです。また、逆走事案の37%が分岐・合流部・出入口部で発生していることから、進みたい方向に向かったつもりが逆走だったというケースが多いと考えられます。
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さらに、2023年の逆走事案発生件数の内訳を見てみると、過失が41%(92件)、認識なしが31%(70件)、故意が24%(53件)、その他・不明が4%(9件)となっていました。
このような内訳からも、無意識のうちに逆走してしまっていたというケースが多いといえるでしょう。驚きなのは、故意が24%となっているという点です。
故意には、料金所やジャンクションなどにおいて、行き過ぎてしまったために戻るというケースがあります。高速道路上で、料金所やジャンクションなどを行き過ぎてしまった場合は、次の料金所で降りたり、リルートして目的地に向かったりするようにしましょう。
逆走してしまったときはどうすればいい?
では、料金所やPA・SAから出たときなどに、逆走してしまった場合、どのようにしたらよいのでしょうか。
もし、逆走していることに気づいたら、近くの安全な場所(路側帯など)に停止し、ハザードランプを点灯させます。クルマを停車させたら身の安全を守るためにクルマから降り、ガードレールの外側に出てから警察に通報してください。
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逆走しているかどうか不安なときは、中央分離帯が右側にあるか、標識の表面が見えているかなどを確認しましょう。中央分離帯が左側にあったり、標識の裏側が見えていたりするときは逆走している可能性が高いです。