この記事をまとめると
■タクシードライバーの給与は同じ会社であっても営業所によって異なる場合がある
■タクシーの営業区域によって業務の多さや忙しさなどが異なるために給与にも差が出る
■給与は低くてもタクシー利用者が多い場所で営業活動をすれば稼ぐことができる
会社は同じでも営業所によってドライバーの給料は違う
タクシーは、同じタクシー会社でも、いくつか営業所が存在する場合があります。そのため、営業区域が異なっていたり労働条件が違っていたりするのです。今回は、タクシー会社の営業所によって、給料が異なるのか深掘りしていきます。
大手タクシー会社は複数の営業所がある場合が多い
タクシー会社には、日本交通や国際自動車など、大手といわれるタクシー会社があります。このような大手のタクシー会社は、複数の営業所を用意している場合が多いです。
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たとえば、関東に本社がある大手タクシー会社の場合、東京都内や神奈川県内に複数の営業所を設置しているケースをよく見かけます。
また、東京都内や神奈川県内に営業所がある大手タクシー会社の営業所や本社は都心部にあると思いがちですが、よく調べてみると、都心部ではなく、都心から少し離れた場所に営業所や本社がある場合が多いです。複数の車両を駐車しておく必要があるタクシー会社の営業所および本社は、駐車スペースが確保できる場所でなければ営業するのが難しいため、営業所や本社が都心部から離れていると考えられます。
営業所が違うだけで基本給も違う
複数の営業所をもつ大手タクシー会社の給料は、どこの営業所でも同じだと思う方も多いでしょう。しかし、タクシーの乗務員の給料は、営業所によって異なる場合があります。
実際に関東に本社がある大手タクシー会社の求人情報を見てみると、都市部の方が基本給が高く、都市部から離れると基本給がわずかに低くなっているタクシー会社がありました。ただし、基本給20万〜30万円などと営業所ごとに違いがない(わからない)ように掲載しているタクシー会社もあります。
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よって、タクシードライバーの求人に応募するときは、勤めようとしている営業所の基本給がいくらなのか確認しておくとよいでしょう。
営業所によって給料が違う理由とは?
タクシーの乗務員は、乗客を安全に目的地まで送り届けるのが業務です。この点については、営業所ごとの違いはありません。では、なぜ営業所によってタクシードライバーの基本給が異なるのでしょうか。
それは、営業区域によって業務の多さや忙しさなどが異なるだけでなく、土地や地域(営業区域)によって経済事情(物価や運賃などを含む)が異なるためだと考えられます。
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もし、タクシードライバーを目指していて、少しでも高い給料で働きたいのであれば、基本給が高い営業所を選んだり、タクシーの利用者が多い営業区域の営業所を選ぶとよいでしょう。
基本給が低くても稼げることがある!?
タクシードライバーの給料は、基本給のほかに歩合制を導入しているところが多いです。そのため、基本給が低くても、タクシー利用者が多い場所で営業活動をすれば、十分に稼ぐことができます。
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タクシードライバーになろうと考えているときは、給料(基本給)のほかに、営業活動で稼ぐことができる区域なのか確認しておくとよいでしょう。