昨年までCX-5を投入していたTCP-MAGIC with TOYOTIRESが、マツダCX-60をベースに開発した117号車「MAGIC TY MAZDA CX-60」を投入。ドライバーはマツダの開発ドライバーとしてスーパー耐久に参戦するほか、CX-5を武器にグラベルラリーに挑んできた寺川和紘選手で、奥さまでありマツダのエンジニアでもあるコ・ドライバーの石川美代子選手とのコンビで、国内屈指の高速グラベルラリーにチャレンジしていた。
CX-60のラリー車両といえば、マツダが2025年の東京オートサロンに展示した「MAZDA SPIRIT RACING CX-60ラリーコンセプト」が記憶に新しいが、あくまでもCX-60ラリーコンセプトはターマックをイメージした参考出品モデルだった。
今回デビューしたMAGIC TY MAZDA CX-60は完全なるグラベル仕様車で、競技専用のダンパーとブレーキパッド、タイヤとホイール、マッドフラップを装着したほか、安全性を高めるべく、ロールケージをインストール。室内にはホールド性の高いバケットシートが装着されているが、逆にいえば、主だった変更箇所はその程度で、ほぼノーマル車両に近い状態だ。
マツダCX-60ベースの117号車「MAGIC TY MAZDA CX-60」にインテリア画像はこちら