競技としての走りは最初で最後
こうして注目を集めるなか、SMaSH CUSCO FORESTERは安定した走りを披露。「シフトダウンをしなかったり、パワーステアリングがオーバーヒートしたりと細かいトラブルはあったけど楽しかった」と語るように、高桑選手は安定した走りを披露しており、レグ1をXC-2クラスの12番手でフィニッシュした。
さらにレグ2でも大きなトラブルに見舞われることはなく、高桑選手/安東選手のSMaSH CUSCO FORESTERは同モデルのデビュー戦で12位完走を果たした。
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「2回目のIKEDA2は路面が悪かったので、Xモードで走ったけれど、なかなかよかった。レグ2でもパワステのオーバーヒートがあったので腕がパンパンになったけれど、フォレスターで参戦したグラベルラリーは楽しかった。もし、このクルマで本格的にラリーをやるのなら、パワステのオーバーヒート対策をしたいね」と笑顔を見せる高桑選手。
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と、なかなかに手応えを感じつつも残念ながら、SMaSH CUSCO FORESTERに今後ラリー参戦の予定はなく、2025年のラリー北海道が最初で最後の競技となるようだが、11月6〜9日に開催されるWRC第13戦「ラリー・ジャパン」ではセーフティカーとしても活用される予定となっているだけに、2025年のラリー・ジャパンでは愛知県・岐阜県のターマックを走るMaSH CUSCO FORESTERの勇姿を見られることだろう。
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