極太タイヤを履きこなす超ハイパフォーマンスEV
そんなXiaomi SU7 Ultraだが、簡単にスペックを解説すると、同モデルは3つのモーターを搭載し、そこからトータルで1548馬力を出力。最大トルクは1770Nm、0-100km/h加速はなんと2秒を切る1.98秒をマークし、最高速度は350km/hだ。形こそセダンだが、中身はまさにハイパーカーそのもの。
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なお、タイヤサイズはフロントこそ265/35ZR21と特筆すべきサイズではないが、リヤは325/30ZR21と超極太サイズ。ニュル最速EVの称号を持ち、0-100km/h加速2秒切りの凄みが伝わってくる。ブレーキには、日本が誇る曙ブレーキ製のカーボンセラミックブレーキをインストール。
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これだけ強烈なSU7 Ultraは、中国では大ヒット中なようで、販売早々に1万台以上の受注を受けているそうだ。価格はレートにより前後するが、おおよそ1050万円前後からのバーゲンプライスである点も見逃せない(グレードやオプションにより異なる)。
ちなみに、ベースはSU7というEVのセダンとなっており、ここまでハイパフォーマンスなモデルが不要な人にも選んでもらえるような車種ラインアップとしているのも特徴。中国では、スマートフォンなどを販売するXiaomiの直営店で、スマートフォンやイヤホンを買うのと同じような感覚でSU7も買えるそうだ。
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Xiaomiは「Human×Car×Home」をテーマとし、「生活を支えるスマートフォンや家電などの一部にクルマも加えようと計画中です。例えば、外出先からSU7で帰宅し、駐車をした瞬間から家の家電が動き出し、快適な環境がシームレスに実現する……みたいな。そんな環境を我々は作っていきたいと思っています」と語る。
スマートフォンやタブレット端末に強いイメージのあるXiaomiだが、現在はテレビや掃除ロボ、イヤホンや電動歯ブラシまで、さまざまな家電をラインアップする総合家電メーカーならではの発想のもとに、SU7は生まれたと言える。いままでのクルマ作りとはまったく違ったアプローチで、自動車産業に参入しているのだ。
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さて、そんな注目モデルであるXiaomi SU7 Ultraは、ベルサール秋葉原にて9月26日(金)〜28日(日)の期間で開催中のXiaomi EXPO2025で見ることができる。車内はガラス越しにしか見ることができないが、話題のEVを日本でいち早く見られるまたと無いチャンスだ。
会場内では、スマートフォンなどの販売に紛れて(!?)Xiaomi SU7 Ultraのミニカーの販売や、YU7のミニカーをゲットできるイベントも開催中なので、ぜひ足を運んでみてほしい。
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今回のお披露目が、Xiaomi SU7 Ultraを日本で販売するための布石なのか、ただの見せびらかしなのか……その答え合わせの日を、いちクルマオタクとしては首を長くして待ちたいところだ。