物流博物館って……どんだけマニアックなんだ! なんて思って覗いてみたら想像以上に楽しめるクルマ好き必見の施設だった (2/2ページ)

ジオラマは圧巻のスケール!

 そして、今度は地下1階へと降りていく。ここは物流博物館の目玉ともいえるジオラマがあるのだ。そのほかにも物流センターで働く自動ロボットや船、トラック、飛行機などの模型も展示されているのだが、とにかくジオラマがスゴイのひとこと。

 港に入ってきた荷物がさまざまな経路で輸送されていく様子が再現されており、さらに朝から夕方、そして夜へとシーンも刻々と変化していく。

 昼間のシーンでは港のガントリクレーンが稼働し、時折、貨物ターミナルには電車が現れる。さらに、夕方になると高速道路や建物の街灯、走っているクルマやトラックのヘッドライトにテールランプが光り始める。もちろん巨大な物流センターや荷役作業も再現されていて、一見の価値は大いにある。

 動いている姿をお見せできないのは非常に残念であるが、この物流ジオラマが動く様子をぜひその目で見てもらいたい。

 ジオラマを堪能したあとは、2階にある映像展示室・図書コーナーを楽しんでから退館というのが大まかな流れだ。

 この物流博物館に収蔵されている資料はその多くが日本通運株式会社の所有する資料で文書史料約6000点、美術工芸資料約200点、実物資料約1000点、写真資料約10数万点、映像資料約200点にものぼる。

 マイナーな博物館ではあるものの、その中身は非常に面白いので身近な物流を勉強するにはもってこいの場所と言える。

 最後、繰り返しとなるが、とにかく巨大ジオラマを見て欲しい。物流ファンはもちろん、クルマ好き、メカ好きには必ずや刺さるはずだ。

■物流博物館

https://www.lmuse.or.jp/

住所:東京都港区高輪4-7-15

TEL:03(3280)1616

入場料
大人(高校生以上):200円 

65歳以上:100円 

中学生以下:無料

定休日:毎週月曜日・毎月第4火曜日


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