新車のEVトラックよりも圧倒的に安価
コンバージョンで交換する部品は、エンジン・ミッション・ドライブシャフトをEVモーター・専用モーターシャフトに置き換え、燃料タンクやマフラーを排し、その空いたスペースに走行用のバッテリーを配置している。交換部品・新作部品の数を最小限におさえたことにより、新車のEVトラックのおよそ3分の1〜4分の1のコストで中古小型トラックのEV化を実現させているのだ。
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搭載するモーターは最大出力100kW、最大トルク330Nm。同クラスのディーゼルトラック(同社がコンバージョンしたベース車のキャンター)よりも高出力・高トルクで、また同クラスの新車EVトラックとも遜色のない性能を発揮し、一充電あたりの走行距離もおよそ100kmと同等となっている。また、JEMYのコンバージョンには新車と同等の5年または10万kmの保証を提供するうえ、ヤマトモビリティ&Mfgが技術指導した整備会社を紹介するなど、アフターサービスも万全なものとなっている。
ヤマトモビリティ&Mfgでは現在、JEMYの発売を記念して先着300台限定のキャンペーンを開催中。最長6カ月間の無料モニターや、充電設備設置支援特典を用意するなど、より気軽にEVコンバージョントラックを試せるサービスを展開している。
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これまでの新車EVトラックのみならず、中古小型トラックのEVコンバージョンが加わったことで、EVトラックの普及はより加速していくことだろう。ヤマトモビリティ&Mfgでは、このEVコンバージョン「JEMY」のほかに、EV完成車の輸入販売や電池モジュールの事業も展開。10月31日(金)〜11月9日(日)開催の「ジャパンモビリティショー2025」にもブースを出展し、JEMYのデモカーのほか、自動運転小型無人物流車のコンセプトカーを展示する予定。
ぜひ会場に足を運び、そのEVコンバージョントラックの実車と同社のEVへの取り組みを見て確かめてほしい。
画像提供:ヤマトモビリティ&Mfg株式会社 https://www.yamato-in.co.jp/