この記事をまとめると
■ウインカー不使用や赤信号直後の進入は悪質ながら軽視されがちな違反だ
■歩行者側方の安全間隔不保持など取り締まりが十分でない行為にも危険が潜む
■すべてを警察がカバーするのは非現実的なので個々の運転モラル向上を願うほかない
見逃されがちだが悪質な違反は数多い
「……どうかあのドライバーが100m先で警察に捕まりますように!」と神仏に祈念したくなるほど、危険で雑な運転をするドライバーがたまにいる。
とはいえ近年の警察官諸氏はけっこう頑張っているようで、悪質きわまりない違反をするドライバーは即日または後日、けっこうバッチリ検挙されているようにも思う。しかし、まだまだ足りないというか、「考えてみればけっこう悪質なはずなのに、あまり取り締まられていない類の違反」も、もっとこうビシッと取り締まってほしいのだ。
代表的なところでは「ウインカーを出さずに車線変更や右左折をするおっさん」だろうか。いや、ウインカーを出さないのはおっさんドライバーに限った話でもないはずだが、「このバカ、車線変更するならウインカーぐらい出しやがれ! いったいどんなバカが運転してるんだ?」と思って運転席を覗いてみると、8割以上の確率でおっさんがステアリングを握っているのが、交通社会の七不思議のひとつではある。
ウインカーを点灯せずに車線変更をするクルマのイメージ画像はこちら
そして次点は、「赤信号になった直後の信号無視」だろうか。これをやる違反者は、筆者のフィールド調査によればおっさんドライバーに偏ってはおらず、性別や年齢を問わず存在する。とはいえこれも実際はおっさんが多いわけだが、それは「世のなかはそもそもおっさんドライバーの数が多いから」というのが理由だろう。
いずれにせよ赤信号になった直後の信号無視は、スマホの画面を凝視しながら横断歩道をサクッと渡り始めた歩行者などを撥ね飛ばすリスクに満ちている。もっとビシビシ取り締まるべきだろう。
赤信号画像はこちら