この記事をまとめると
■スタッドレスタイヤは必要になる季節よりも早くに購入するとメリットがある
■ほしいタイヤが必要なときに購入できないという可能性を回避できる
■早期購入キャンペーンを利用したり前年モデルの新品を安く入手するという方法もある
ほしいタイヤをお得かつ確実に買うためには早めの行動が必要だ
めちゃくちゃ暑かった夏も終わり、10月に入るとすっかり秋を感じさせる日々が増えてきた現在。となると、次にやってくるのはスタッドレスタイヤの季節ということになるだろう。確かに本格的にスタッドレスタイヤが必要になるのは、地域にもよるが概ね12月に入ってきてからというのが一般的で、購入や買い替えを検討するのもこの時期にするという人が多いので、10月からスタッドレスタイヤの話をするのは早いと感じるかもしれない。
しかしじつは、この秋のタイミングこそ、新しいスタッドレスタイヤをオトクに購入するのにベストなタイミングとなっているのである。
販売店でタイヤが在庫されている様子画像はこちら
じつは、スタッドレスタイヤの生産は概ねどのメーカーも9月ごろからスタートし、本格的な冬が来るころには生産がひと段落するというのが一般的なのだ。これはスタッドレスタイヤというのは季節商品であり、作り過ぎてしまって余剰品が出てしまうとメーカーとしてもマイナスとなるからだ。そのため、本格的な雪のシーズンが来てからタイヤを購入しようとすると、場合によってはすでに完売となっていてほしくても購入できないという可能性もある。
とくに普段あまり雪の降らない都市部で大雪の予報が出たときなどは、駆け込み需要が起こるケースもあるが、必要なタイミングで購入できないということもあるので、早めの準備がオススメということになるわけだ。
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といっても、秋口に先行してスタッドレスタイヤを注文するユーザーはまだそこまで多くないようで、各メーカーとも早期購入キャンペーンなどを行っているケースがあり、お得に購入することができる場合もある。また、この時期であれば前年のモデルを安く提供しているショップなどもあるため、あえて前年モデルの新品を安く購入するというのも選択肢のひとつとなる。
前年モデルというと性能面で不安を覚える人もいるかもしれないが、適正な環境で保管されているスタッドレスタイヤであれば、前年モデルであっても大きな劣化は認められないというテスト結果もあるので、よほど厳しい環境にお住まいの方でなければ、価格と性能を天秤にかけて検討する価値は十分にあるといえるだろう。
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いずれにしても、スタッドレスタイヤが必要であれば早めに準備をすることはメリットが多く、まさに備えあれば憂いなしというもの。降雪の予報が出てから慌てて右往左往するようなことがないように、早め早めに冬の準備をしておきたいところだ。