タイヤ黒々はカッコイいいけど……タイヤワックスってタイヤに悪い説もあるけどぶっちゃけどうなの? (2/2ページ)

道具選びも重要!

 我々が水性のタイヤワックスを手に入れ、使う際にもコツがある。とくにスプレー式タイヤワックスを使う際には、タイヤに直接かけるとホイールやボディ側のホイールアーチにかけてしまう可能性があり、あと処理がやっかい。一般的にはスポンジにタイヤワックスを取って使うのが正解だが、理想はタイヤのサイドウォールのカーブに沿ったアーチ状のスポンジを使うと、より確実に塗り込むことができ、なおかつ端のエッジ部分によって、ホイールにタイヤワックスをつけて汚す心配がなくなるというわけだ。

 しかし、ただのスポンジだと、手をベタベタに汚す可能性も否定できない。よって、プロもそうしているように、取っ手付きのタイヤワックススポンジ、それもスポンジ面がアーチ状になっているものが使いやすい。一例をあげれば、ワコーのSpaPlusタイヤワックススポンジだ。

 で、ここ最近、筆者が使っているのはソフト99ディグロス ギラエッジという本体塗布型タイヤワックスで、もちろん、水性。動くヘッドにタイヤのサイドウォールに沿う形状のスポンジがついたFLEXヘッドによってサイドウォール部分はもちろん、タイヤとホイールの際の部分までしっかりと塗り込め、ホイールにタイヤワックスがはみ出しにくいヘッド構造になっていて、拭き取り不要だからじつに使いやすいのだ。

 パッケージに濃厚ギラ艶なんて書かれているものの、下品なギラ艶にならないところ、そして最近は偏平タイヤの装着例も多いのだが、FLEXヘッドは55~35偏平のタイヤにも対応しているところも気に入っている。

 最後に、タイヤワックスを塗り込む際の注意点として、最初に必ずタイヤを洗い、乾燥させてからにすること。タイヤが汚れたまま、それを隠そうとしてタイヤワックスをかけるとしたら、あるいはタイヤが濡れたまま適当にタイヤワックスをかけると、タイヤワックスの効果が100%発揮されないからである。


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青山尚暉 AOYAMA NAOKI

2024-2025日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

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フォルクスワーゲン・ゴルフヴァリアント
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スニーカー、バッグ、帽子の蒐集、車内の計測
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