道具選びも重要!
我々が水性のタイヤワックスを手に入れ、使う際にもコツがある。とくにスプレー式タイヤワックスを使う際には、タイヤに直接かけるとホイールやボディ側のホイールアーチにかけてしまう可能性があり、あと処理がやっかい。一般的にはスポンジにタイヤワックスを取って使うのが正解だが、理想はタイヤのサイドウォールのカーブに沿ったアーチ状のスポンジを使うと、より確実に塗り込むことができ、なおかつ端のエッジ部分によって、ホイールにタイヤワックスをつけて汚す心配がなくなるというわけだ。
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しかし、ただのスポンジだと、手をベタベタに汚す可能性も否定できない。よって、プロもそうしているように、取っ手付きのタイヤワックススポンジ、それもスポンジ面がアーチ状になっているものが使いやすい。一例をあげれば、ワコーのSpaPlusタイヤワックススポンジだ。
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で、ここ最近、筆者が使っているのはソフト99ディグロス ギラエッジという本体塗布型タイヤワックスで、もちろん、水性。動くヘッドにタイヤのサイドウォールに沿う形状のスポンジがついたFLEXヘッドによってサイドウォール部分はもちろん、タイヤとホイールの際の部分までしっかりと塗り込め、ホイールにタイヤワックスがはみ出しにくいヘッド構造になっていて、拭き取り不要だからじつに使いやすいのだ。
パッケージに濃厚ギラ艶なんて書かれているものの、下品なギラ艶にならないところ、そして最近は偏平タイヤの装着例も多いのだが、FLEXヘッドは55~35偏平のタイヤにも対応しているところも気に入っている。
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最後に、タイヤワックスを塗り込む際の注意点として、最初に必ずタイヤを洗い、乾燥させてからにすること。タイヤが汚れたまま、それを隠そうとしてタイヤワックスをかけるとしたら、あるいはタイヤが濡れたまま適当にタイヤワックスをかけると、タイヤワックスの効果が100%発揮されないからである。