自動車メーカーが手がけているからヤバいほど見応え十分! クルマ好きならコンプリートしたいメーカ系博物館10選 (1/2ページ)

この記事をまとめると

■日本の自動車メーカーはクルマ系の博物館を運営している

■日本全国に点在しておりメーカーを問わず展示している施設も多い

■開館日が決まっていたり予約が必要な施設もあるので注意が必要だ

自動車メーカー系の博物館がアツい!

 クルマ好きであれば1日中いても飽きない場所といっても過言ではないのが自動車博物館だろう。新旧さまざまな年式の車両が美しい状態で展示されているシーンを見ているだけで、時間が経つのも忘れてしまうほどだ。

 そんな自動車博物館は民営のものも多く存在しているが、じつはメーカー系企業が運営しているものも多く存在しており、主要メーカーはすべて存在している。今回はそんなメーカー系自動車博物館をご紹介しよう。

⚫︎トヨタ博物館(愛知県長久手市)

 トヨタ自動車創立50周年記念事業の一環として、1989年4月に開館したトヨタ博物館は、トヨタ車のみならず、クルマ全体の歴史的な車両を多く収蔵しているのが特徴で、定期的に企画展などを開催し、展示車両を入れ替えるなど、何度足を運んでも新たな発見のある博物館となっている。

 駐車場はオーナーズクラブなどのイベント会場として提供することもあり、トヨタ車以外の車種のオーナーズクラブミーティングなども開催されているのだ。

 トヨタはほかにも富士スピードウェイに併設される富士モータースポーツミュージアムやトヨタ会館、トヨタ産業技術記念館、トヨタ鞍ヶ池記念館など複数の博物館を運営している。

⚫︎日産ヘリテージコレクション(神奈川県座間市)

 日産の座間工場跡地に存在する座間事業所の区画内に存在する日産ヘリテージコレクションには、新旧の日産車(前身メーカーのものを含む)が多く収蔵されており、市販車だけでなくコンセプトカーや試作車、レーシングカーなど幅広いジャンルの車両が収蔵されている。

 もともとは日産座間記念車車庫と呼ばれ一般公開はなされていなかったが、現在はインターネットからの完全予約制で無料の見学ツアーに申し込むことができるようになっている。

 そのほか日産は、横浜市にある日産横浜工場敷地内に日産エンジン博物館も運営しており、こちらはエンジンに特化した展示が中心で、新旧さまざまなエンジンを見ることができるようになっているのだ。

⚫︎ホンダコレクションホール(栃木県芳賀郡)

 ホンダの2輪、4輪両方を収蔵する博物館として、1993年7月に鈴鹿サーキットに開館したホンダコレクションホールだが、1997年8月にツインリンクもてぎ(現在のモビリティリゾートもてぎ)が開業されると全面移転がなされ、現在に至っている。また、2023年に全面リニューアルされ、展示車両をより間近で見られる工夫がなされている。

 収蔵されるのはホンダの歴史を振り返ることができる2輪、4輪のほか、汎用エンジンや耕運機、発電機、アシモなど、ホンダが手掛けたさまざまなものが存在し、市販車のほかレーシングカーも展示。

 企画展などを行う際は、テーマに沿った他メーカーの車両をレンタルしてきて展示するケースもあり、こちらも何度も足を運びたくなる博物館となっている。

⚫︎マツダミュージアム(広島県広島市)

 マツダの本社工場に隣接するマツダミュージアムは1994年5月に開館し、何度かのリニューアルを実施して現在に至っている。

 こちらも東洋工業時代に初めて製造したマツダ号から歴代のモデル、コンセプトカー、ル・マンウィナーの787Bまで幅広い収蔵車両を見ることができるほか、隣接される本社工場の生産ラインも見学することができる。

 見学は完全予約制で平日のみ(イベント時は土曜日に特別開館する場合もある)となっているが、本社ショールームからミュージアムまでの移動中は本社工場内をバスで走ることになり、本来見ることができない試作車などを目にするチャンスもあるのだ(もちろん撮影はNG)。


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小鮒康一 KOBUNA KOICHI

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日産リーフ(2代目)/ユーノス ロードスター/マツダ・ロードスター(2代目) /ホンダS660/ホンダ・オデッセイ(初代)/ 日産パルサー(初代)
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