日本全国に魅力的な施設が点在
⚫︎スバルビジターセンター(群馬県太田市)
スバルの矢島工場に隣接するスバルビジターセンターは、2003年7月にオープンし、工場見学やスバルの歴代の車両、個性的な技術や安全への取り組みなどを紹介している施設となっている。
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展示されているのはかつて手掛けていたスクーターのラビットスクーターや、前身の中島飛行機が製造した戦闘機なども存在し、スバルの歴史に触れることができる博物館となっているのが特徴。
見学は無料となっているが事前予約制となっており、見学可能日は不定期開催となっているため、詳しくはホームページにて確認いただきたい。
⚫︎三菱オートギャラリー(愛知県岡崎市)
三菱の岡崎製作所内に存在する三菱オートギャラリーは、1917年(大正6年)に三菱神戸造船所で作られた三菱A型に始まり、現在に至るまで生産された数々の名車たちを紹介しており、歴史に功績を遺した画期的な車、時代を駆け抜けたクルマ、モータースポーツで活躍した競技車など、三菱の歴史やクルマづくりのコンセプトを堪能できるものとなっている。
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施設自体はそこまで広くはないものの、定期的に展示車両の入れ替えを実施しているほか、歴代エンブレムやレーシングスーツ、三菱の歴史とともに受賞した栄光のトロフィーなどを展示しているので、ラリーの三菱を知る人にとっては垂涎のスポットといえるだろう。
こちらも事前予約制となるが、前日までに予約をすればOKということで、急に思い立って足を運ぶことができるのは嬉しいところ。
⚫︎スズキ歴史館(静岡県浜松市)
スズキ本社から道路挟んだ向かい側に位置するスズキ歴史館は、スズキの2輪、4輪の歴史的なモデルの展示に加え、スズキのクルマづくりについても知ることができるものとなっている。
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クルマづくりについては、クルマの開発の流れを見ることができ、企画・デザインや設計・テストなどがどのように行われているのかも見学可能。実物大のクレイモデルや衝突安全テストを実施した車両なども展示される。生産では、組み立てラインのモデル展示によって、工場見学のような体験をすることができるのが特徴。
こちらも事前予約制ながら無料で見学することができ、ここでしか買えないグッズなども販売されていて、スズキファンなら足を運ぶ価値はあるだろう。
⚫︎ヒューモビリティワールド(大阪府池田市)
ダイハツの本社敷地内にある博物館であるヒューモビリティワールドは、ヒューマン(人)とモビリティを掛け合わせた造語がもととなっているもの。
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ダイハツの歴史についての展示が中心で、昭和初期の製品や戦後の復興の中で愛されたミゼット(初代)やコンパクトカーの概念を変えたシャレード(初代)、ミラ、ムーヴ、コペンなど時代に即したダイハツ車をみることができるほか、定期的に企画展も開催しており、テーマに沿った車両をみることもできるようになっている。
このヒューモビリティワールドは土曜日のみ一般見学が可能となっており、週末に足を運ぶことができるのが魅力で、事前予約も不要という気軽さが嬉しい。
⚫︎いすゞプラザ(神奈川県藤沢市)
いすゞ創立80周年の記念事業の一環として2017年4月に開館したいすゞプラザには、歴代のいすゞ車が多く収蔵されており、現在の主力であるバスやトラックはもちろん、往年の名乗用車なども見ることができる。
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また、バスや自衛隊車両など、普段はなかなか自由に見て触れることができない車両なども展示されているほか、海外で販売されているいすゞのSUVやピックアップトラックを見ることもできるし、精巧に作られたジオラマの街をいすゞ車が走りまわるいすゞミニチュアワールドは一見の価値ありだ。
さらにプラザアネックスという宿泊施設も併設されており、遠方からの人はいすゞ感あふれる部屋(室内にいすゞの車両の絵が飾られている)で宿泊したのち、いすゞプラザを思う存分満喫することもできるのである。
⚫︎日野オートプラザ(東京都八王子市)
バスやトラックで知られる日野の研修施設である日野自動車21世紀センター内にある日野オートプラザは、日野が手掛けるバスやトラックのほか、過去に販売していた乗用車であるコンテッサや日野ルノーなど、歴史的なモデルも多く展示されている。
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また屋外展示ではダカールラリーなどに参戦したラリーカーなども展示されているほか、黎明期のエンジンや日野の前身である、東京瓦斯電気工業時代の車両(レプリカ)なども見ることができるのだ。
開館は平日及び第2第4土曜日となっており、一般入場については予約不要かつ無料で自由見学ができるので、フラッと立ち寄れる気軽さも嬉しいところだ。