新型エルグランドは「売れる」こと確実! ラグジュアリーミニバンの王道を行く「全部載せ」!! 【ジャパンモビリティショー2025】 (2/2ページ)

インテリアやパワートレインも全面刷新

 インテリアは特別なプライベートラウンジのような空間を目指して開発。アイポイントが高くなって運転席からの視界も広がり、安心感とともに誇らしさを感じられる設計とした。素材的にはレザーや木目調パネルの採用範囲を拡大して高級感を演出。

 ドアトリムにはエクステリアの組子パターンと統一感をもたせたキルティングを施している。そしてセンターとメーターディスプレイには、国内では初めてとなる14.3インチの大画面統合型インターフェースディスプレイを採用。さらに映画館のような臨場感あふれる3Dサラウンド再生を楽しめるBOSE製22スピーカーのシステムを搭載。

 乗員を包み込むようにインストルメントパネルからドアにかけて連続的に繋がる最大64色の設定が可能な間接照明も配置している。最後にシートの素材にはテーラーフィット™を使用し、カラーには日本の美意識に息づく、気高さを象徴する紫と青があしらわれた紫檀(シタン)を採用している。

 新型の走りを支えるのは「第3世代e-POWER」だ。これは新たに専用設計により効率を高めた発電特化型エンジン(ZR15DDTe)に加えて、モーター/発電機/インバーター/減速機/増速機の5つの主要部品をひとつにまとめた「5-in-1 e-POWERパワートレインユニット」で構成されている。

 このユニットはコンパクトかつ高剛性で、静粛性と燃費性能を大幅に向上。さらに新しい制御技術の導入により、プレミアムミニバンにふさわしい力強く上質な走りを実現したという。もちろんプラットフォームも刷新。高剛性ボディと徹底した遮音構造によって、静かで快適な乗り心地を提供する。

 次に電動駆動4輪制御技術の「e-4ORCE」も進化。日常シーンでは前後モーターのトルクをバランスよくコントロール。走り出しや加減速による車体の揺れを抑え、スムースで快適な乗り心地を提供する。また旋回中には従来のモーターとブレーキの統合制御に加えて、リヤモーターのトルクを積極的に活用。より気もちのよいコーナリングを実現している。さらにモーター出力とブレーキ作動の状態がメーターディスプレイに表示されるようになり、「e-4ORCE」の制御が視覚的にも確認できるようになった。

 フットワークも秀逸だ。走行シーンに応じて4輪の減衰力を可変するインテリジェントダイナミックサスペンションを採用。車体の揺れを抑え、不安なく落ち着いた挙動を実現することで、e-POWERとe-4ORCEにより提供される快適な乗り心地をさらに高めている。また6つのドライブモードを備えることでパワーユニットと駆動、サスペンションのそれぞれの特性を変化させ、シーンに応じた走行を可能にしている。

 最後に触れたいのは先進運転支援システムの充実だ。高速道路での運転を支援する「プロパイロット2.0」または「プロパイロット」を搭載。「プロパイロット」では新たに渋滞時に時速50km以下のスピードでハンズオフした状態の走行が可能になった(ナビリンク付き仕様の場合)。またドライバーによるウインカー操作により、車線変更支援を行う機能も追加されている。


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