クルマ好きキッズはいの一番にブースへGO! 国産メーカーが集う「Out of KidZania」がほかじゃ体験できない内容だらけだった【ジャパンモビリティショー2025】 (1/2ページ)

この記事をまとめると

■子どもたちが主役の「Out of KidZania in Japan Mobility Show 2025」が開催

■国産完成車8メーカー+自販連が多彩な職業体験を提供

■次世代を担うクルマ好きの育成を目的とした未来型体験を楽しめる

各メーカーこだわりのさまざまな職業体験を用意

 日本最大級のクルマの祭典、ジャパンモビリティショー。その使命のひとつに、次世代のクルマ好きを育むことがあることに異論はないだろう。それは多くのメーカーのブースにもキッズ向けのコンテンツが用意されていることからも窺えるが、今回もっとも子どもたちを楽しませてくれるであろうブースのひとつが、「Out of KidZania in Japan Mobility Show 2025」だ。

 職業・社会体験施設である「キッザニア」とのコラボレーションによって、前回のジャパンモビリティショー2023でも開催され、大好評を博したこのブース。はたして今回も実現し、ジャパンモビリティショー2025でもクルマに関するさまざまな職業を体験できる機会が子どもたちにもたらされた。

 今回は国産乗用車8メーカー+自販連(日本自動車販売協会連合会)が参画し、それぞれ趣向を凝らしたプログラムを展開。さっそく各メーカーの模様を紹介してゆく。

日産:ボディ成型の仕事

 日産が展開するのは、金属板を自動車ボディ部品へと成型する職人の見習いとなる企画。金属板のかわりにプラ板を使用し、真空成型機を用いてクルマのボディ成型を行い、できあがったボディをステッカーやカラーぺンで思い思いに彩るというもの。フェアレディZや珍しいところではフィガロなど、さまざまな日産車を形づくることができる。

マツダ:砂型鋳造・磨き・塗装職人の仕事

 マツダが提供するのも日産同様にボディの成型の仕事だが、こちらは実際に金属を使って鋳造を行うというもの。砂をギュッと固めて型をつくったら、職人による金属流し込みを見学。クルマの形になった素材を磨き、ソウルレッドの塗料で塗装するという流れで、自ら手を動かしながら職人のワザも間近に見ることができる。

トヨタ:金属加工の仕事/みらいののりもの研究員の仕事

 トヨタでは、2種類の仕事体験が用意される。ひとつは「金属加工の仕事」ということで、金属パーツ製造方法について学んだあと、金属を溶かして型に流し込んで加工をするというもの。マツダとはまた違ったアプローチが見られ、メーカーそれぞれの意図するものの違いを感じられ、保護者も興味深く楽しめるはずだ。

 一方の「みらいののりもの研究員の仕事」は、どちらかというと想像力を膨らませるアクティビティ。「のりもの」と「たてもの」を組み合わせることで、社会の悩みを解決する未来の乗り物を子どもならではの自由な発想で考えるというもの。特設された街のジオラマを使い、組み立てた空飛ぶ乗りものの飛行テストも行える。


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